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桧家住宅を検討してるんだけど、実際の間取りや住宅価格はどんな感じなの?
我が家の実際の間取りや見積もりを紹介します!
この記事でわかること(クリックでジャンプできます)
桧家住宅の坪単価を調べると、40万円〜60万円くらいという記載が目立ちますが、本当でしょうか?
今回は、我が家が桧家住宅で契約した当時の間取りと、契約時の見積もり、見積もりから計算した坪単価を紹介します。
桧家住宅の間取りや価格が気になる人、間取りに迷っている人の参考になりますので、是非ご覧ください。
桧家住宅の商品ラインナップ
桧家住宅の新築住宅には、以下の2つの商品があります。
- スマート・ワン
- スマート・ワン カスタム
スマート・ワン
スマート・ワンは、桧家住宅の企画型住宅です。
土地の大きさや形、方向などから、数百に及ぶプランを選択することができます。
企画が既に決まっているため、自分達に合った企画があれば、時間をかけずにマイホームを建てることができます。
間取りのプランが多いね!
確かにそうですが、「この部屋はも少し広さが欲しい」とか、「トイレはこっちの方がいいかな」とか、色々要望も出てくるので、個人的には痒いところに手が届かない印象です。
スマート・ワン カスタム
スマート・ワン カスタムは、桧家住宅のセミオーダー式の注文住宅です。
最大の特徴は、「パレット」と呼ばれる、大小様々な四角形を組み合わせて間取りを作成することです。
パレットごとに値段が決まっており、パレットの個数や大きさが変わらなければ、値段は変わらずに間取りを自由に組み替えることができます。
完全自由設計ではありませんが、自分達の理想の間取りを、価格を抑えて追求することができます。
我が家は初めから自由設計の注文住宅しか考えてなかったので、値段が変わらず間取りを自由に組み替えられるのは、願ったり叶ったりでした!
桧家住宅から提案された間取り
我が家は間取りにこだわりがあったので、「スマート・ワン カスタム」で、間取り作成と見積もりをしてもらいました。
間取りについて、以下の2点について解説します。
- 家の要望と土地の概要
- 実際に提案された間取り
家の要望と土地の概要
間取り作成と見積もりをしてもらう前提条件として、以下の情報を整理します。
- 家に関する要望
- 土地の概要
家に関して事前に出していた要望は、以下の通りです。
- リビング階段にして欲しい
- 客間が欲しい
- パントリーが欲しい
- 家事スペースが欲しい
- シューズインクローゼットが欲しい
- 収納は多めに(できればウォークインクローゼットが欲しい)
- 固定階段の小屋裏収納をつけたい
- 子供部屋は将来仕切れるようにしたい
- 寝室は最低6畳
- トイレは各階につけたい
- 2台分の駐車スペースが欲しい
- バルコニーは広めにして欲しい
上記の概要は、ハウスメーカーを探している段階から、桧家住宅の担当者に伝えていました。
広さに関してあまり要望はありませんでしたが、スペースが必要な設備を複数要望していたので、これらの要望が叶えられるような土地探しをする必要があり、土地探しから難航しました。
ただ、結果的に、土地探しについても桧家住宅の担当者が一緒に探してくれていたので、要望がある程度叶うような土地を見つけることができました。
土地探しはハウスメーカーにお願いすることをオススメする理由については、以下の記事で詳しく解説しています。
【土地探しのコツ】ハウスメーカーに土地探しを依頼するメリットと注意点を解説我が家が購入した土地は、以下の通りです。
- 土地面積:120.00㎡(36.3坪)
- 建ぺい率:40%
- 容積率:80%
- 北西角地(角地緩和あり)
我が家が購入した土地は、正方形に近い形の北西角地です。
建ぺい率は40%、容積率は80%と土地の面積に対して小さめの家しか建てられない土地でしたが、北西角地ということもあり、角地緩和で容積率は90%にすることができました。
我が家が購入した北西角地については、以下の記事で詳しく解説しています。
北西角地に注文住宅を建てて感じた北西角地のメリット・デメリットを解説実際に提案された間取り
上記の土地や家の要望をもとに、桧家住宅から提案された間取りは、こちらです。
各階の面積は、次の通りです。
1階 | 2階 | 延床 | 小屋裏 | |
---|---|---|---|---|
床面積 | 52.1703㎡ (15.75坪) | 44.7174㎡ (13.50坪) | 96.8877㎡ (29.25坪) | 15.7339㎡ (4.75坪) |
建ぺい率 | 43.47525%(角地緩和) | |||
容積率 | 80.73975%(備蓄倉庫の緩和) | |||
備考 | ・小屋裏は高さ140cm未満の部屋のため、延床面積にカウントせず ・建ぺい率は角地緩和措置で上限に10%加算 ・容積率は備蓄倉庫の緩和で延床面積の50分の1まで延床面積にカウントせず |
角地緩和(建ぺい率の上限+10%)、備蓄倉庫の緩和(延床面積の50分の1まで延床面積にカウントせず)、小屋裏収納(下階の面積の2分の1まで)と、家を広くする工夫がしっかりとされていたことが好印象でした。
一方、客間については、広さの関係で取り入れることができませんでしたが、パントリーや家事スペースを確保している以上、仕方がないかなと考えました。
階段の形や、2階のホールなど改善点はありましたが、おおよそこちらの要望を取り入れた間取りを提案してくれました!
我が家は取り入れませんでしたが、桧家住宅では他にも青空リビング、コミュニケーションブリッジ、ワークスペースなど、多くのアイデアを反映することができるため、よりオリジナリティのある間取りを作ることも可能です。
桧家住宅から提案された見積もり
桧家住宅からの見積もりでは、以下の2項目で具体的な金額の提示がありました。
- 建物本体工事代金
- 登記・ローン関係・申請費等諸費用
実際に家を建てる場合、この他にも様々な費用がかかりますが、ハウスメーカーから提案される費用は、上記の費用のみとなることが多いです。
桧家住宅から提案された、建物工事代金と諸費用の総額は、以下の通りです。
費用項目 | 金額 |
---|---|
建物本体工事代金 (付帯工事含む) | 20,466,672円 |
登記 ローン関係 申請費等諸費用 | 641,000円 |
総額 | 21,107,672円 |
桧家住宅から提案された見積もり総額は、21,107,672円でした。
それぞれの項目の内訳を解説します。
建物本体工事代金
建物本体工事代金は、家を建てるために支払う代金のことです。
建物本体工事代金は、さらに以下のように項目が分かれます。
- 建物本体工事
- オプション工事
- 付帯工事
建物本体工事代金の内訳は、以下の通りです。
工事名 | 工事内容 | 金額 |
---|---|---|
建物本体工事(Z空調込み) | 16,411,577円 | |
オプション工事 | ポーチタイル(超過分) | 151,470円 |
小屋裏収納 | 352,825円 | |
小屋裏収納固定階段 | 138,380円 | |
エコキュート薄型変更 | 88,000円 | |
食器棚(二の字型) | 172,700円 | |
土間収納枕棚・パイプハンガー | 5,720円 | |
LDKカウンター | 28,600円 | |
洗面所カウンター | 18,700円 | |
LDK可動棚 | 27,500円 | |
バルコニー手すり追加 | 30,800円 | |
オプション合計 | 1,014,695円 | |
付帯工事 | 確認申請代 | 403,700円 |
実施設計料 | 275,000円 | |
共通仮設費 | 948,200円 | |
産廃処理費 | 352,000円 | |
屋外給排水工事 | 819,500円 | |
事務取扱手数料 | 154,000円 | |
住宅設備10年延長保証料 | 88,000円 | |
付帯工事合計 | 3,040,400円 | |
建物本体工事代金合計 | 20,466,672円 |
建物本体工事は16,411,577円で、オプション工事や付帯工事を含めると、本体工事費総額は20,466,672円となりました。
ポイントは、建物本体工事にZ空調の代金が含まれていることです。
Z空調は桧家住宅が提供する、高い気密性と断熱性を備えた家、全熱交換式第一種換気システム「ココチE」、各階設置のビルドインエアコンを組み合わせた全館空調システムです。
Z空調は他のハウスメーカーの全館空調と比較して導入コストが安い傾向があるため、全館空調を検討している方にはオススメです。
Z空調のメリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
【桧家住宅】Z空調のメリット・デメリットを解説でも、全館空調って電気代が高くなるって聞くけど?
使い方によりますが、我が家はZ空調でも電気代は高くなっていないですよ!
Z空調に限らず、全館空調は家の性能(断熱性・気密性等)を高めることで、電気代を安く抑えた上で、快適な室内空間を作ることが可能です。
実際、我が家では、Z空調を導入しても電気代は比較的抑えられています。
我が家の電気代については、以下の記事で公開しています。
【Z空調の電気代は高い?】Z空調を利用している我が家の電気代を公開【2024年8月更新】登記・ローン関係・申請費等諸費用
家を建てるときに、必ず支払うことになるのが、登記関係費用です。
また、ローンを組む場合はローン手数料や印紙代、保証料などがかかりますが、ローン手数料、保証料は銀行によって金額が異なります。
さらに、長期優良住宅として申請したり、補助金を受けるための申請をしたりする場合も、お金がかかります。
今回の見積書では、登記費用と、銀行のローン関係の概算が記載されていました。
大項目 | 小項目 | 金額 |
---|---|---|
登記費用 | 表示登記 | 85,800円 |
保存登記 | 80,000円 | |
登記費用合計 | 165,000円 | |
ローン手数料 | 印紙代 | 40,000円 |
ローン手数料 | 66,000円 | |
保証料 | 0円(金利上乗せ) | |
抵当権設定費用 | 370,000円 | |
ローン手数料合計 | 476,000円 | |
諸費用合計 | 641,000円 |
不動産登記の費用については、以下の記事で詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。
新築注文住宅の登記費用の内訳と登記費用を抑える方法を解説見積もりを見る時の注意点
ハウスメーカーでもらう見積もりには、以下のような注意点があります。
- 工事の内訳はハウスメーカーによって異なる
- 見積もり書に記載されない工事費用がある
- 諸費用は参考程度
工事の内訳はハウスメーカーによって異なる
建物本体工事や付帯工事の内容は、ハウスメーカーによって異なることが多いです。
あるハウスメーカーでは付帯工事に入っている項目が、別のハウスメーカーでは建物本体工事に入っていたり、オプション工事扱いになっていたりします。
そのため、それぞれの工事項目をしっかりと見た上で比較検討することが大切です。
特にオプション扱いかどうかは、しっかり確認しましょう!
見積もり書に記載されない工事費用がある
注意点の1つ目でも解説しましたが、見積もりに載せる工事項目はハウスメーカーによって異なります。
そのため、ハウスメーカーによっては、見積書には載せない工事項目も出てきます。
我が家の場合、照明電気工事やカーテン代などが見積もりに含まれていませんでした。
見積書に載っていない工事を行う場合、いくらくらいかかるのか、担当者に確認するようにしましょう。
照明は数や配線、コンセントなどによって大きく変わるので、事前に載せようがないようですね。
諸費用は参考程度
見積もり書に記載されている諸費用は、参考程度に考えると良いです。
見積もり書で記載される諸費用は、あくまで家を建てる場合にかかる最低限の諸費用になります。
土地を購入する場合、諸費用はもっとかかりますし、住宅ローンを組む金融機関によって、ローン関連費用も大きく変動します。
一般的には、諸費用は総額の10%程度は必要だと言われています。
家づくりにかかった総費用の内訳については、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
【桧家住宅】新築注文住宅で実際にかかった総額と費用の内訳を公開!ちなみに、家づくりの費用を支払う際は、現金の準備も必要になってきますので、併せてしっかりと確認しておくことが大事です。
現金で支払う費用については、以下の記事で細かく解説しています。
【諸費用だけじゃない】新築注文住宅を建てる時に現金で支払う費用について解説加えて、住宅ローン減税についてもしっかり確認しておくことをオススメします。
住宅ローン減税については、以下の記事で詳しく解説しています。
【住宅取得の対価の額とは?】住宅ローン控除で実際に控除される金額を解説坪単価について
気になる坪単価ですが、計算式によって価格が変わってきます。
一般的に坪単価の計算式は、以下の通りです。
建物本体価格÷延床面積(坪数)
一般的には、坪単価の算出は建物の本体価格のみで行われます。
しかし、ハウスメーカーによっては、オプション工事、付帯工事などの別途工事代金を含むこともあります。
今回の我が家の見積もりで考える場合、建物本体価格のみで坪単価を計算すると、以下のようになります。
16,411,577円÷29.25坪=561,080円/坪
建物本体価格のみで算出した坪単価の場合、ローコスト寄りのミドルコストといった価格帯になります。
一方、オプション工事、付帯工事を含めた建物本体工事の総額で坪単価を計算すると、以下のようになります。
20,466,672円÷29.25坪=699,715円/坪
建物本体価格に加えて、オプション工事や付帯工事を含めた、実際に住みたい家に近づける場合は、ハイコスト寄りのミドルコストといった価格帯に変わります。
このように、計算にどの項目を含めるかで、坪単価は大きく変わってきます。
そのため、坪単価でハウスメーカーを比較する場合は、概算のみで判断するのではなく、坪単価の計算にどこまでの金額が含まれているか、しっかり確認しましょう。
ちなみに、桧家住宅の担当者からは、坪単価を根拠とした営業は一切ありませんでした。
安易に安く見せようとしない姿勢は評価できるなと思います!
まとめ:間取りの機能性と価格のバランスが良い
我が家が桧家住宅から提案された間取りと契約時の見積もりを紹介しました。
間取りについては、こちらの要望を可能な限り取り入れた提案をしてくれました。
見積りについては、建物本体価格で計算した場合、坪単価60万円に収まっていました。
桧家住宅は、こちらの要望を多く反映した上で、金額もある程度抑えられており、他のハウスメーカーと比較しても、コスパの良い選択ではないかと考えられます。
我が家では提案された間取りや見積もりをもとに、検討を重ね、最終的に桧家住宅と契約しました。
桧家住宅に決めた理由は、以下の記事で詳しく解説しています。
桧家住宅に決めた理由・住み始めてからの懸念点について解説ハウスメーカーを選ぶ上で、皆さんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!