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注文住宅のオプションで後悔していることってある?

残念ながら、いくつかあります…
実際、注文住宅で家づくりした我が家では、オプションに関する後悔が全部で9つあります。
この記事では、桧家住宅の注文住宅「スマート ワン・カスタム」で家づくりをした我が家の、付けて後悔したオプションと、付けなくて後悔したオプションを解説します。
この記事でわかること(クリックでジャンプできます)
この記事を読めば、オプションの後悔事例と、オプション選びで後悔しないための考え方がわかります。
オプション選びで悩まれている方、家づくりをしている方、家づくりを検討している方の参考になりますので、ぜひご覧ください。
注文住宅で付けて後悔しているオプション

我が家が注文住宅で取り入れたオプションは、全部で32ヶ所あります。
これでもかなり厳選したので、満足度の高いオプションは結構多いです。
一方で、厳選したにもかかわらず、後悔しているオプションもあります。
付けて後悔しているオプションは、以下の通りです。
我が家の全オプションについては、こちらの記事で紹介しています。

我が家のオススメオプションについては、こちらの記事で解説しています。

キッチンの対面収納
1つ目はキッチンの対面収納です。
我が家のキッチンは、クリナップのステディアを、オプションでカフェスタイルにしています。
カフェスタイルの対面収納は、上段がオープン収納、下段が扉収納となっています。
クリナップのショールームでカフェスタイルを見た時、オープン収納でオシャレに魅せつつ、扉収納で収納力も確保できることに感動を覚え、カフェスタイルを採用しました。
しかし、実際に使ってみると、以下のデメリットに気がつきました。
- オープン収納が物置と化す
- 扉収納の開閉がしにくい
- 扉収納が思ったより低い
オープン収納をオシャレに飾り、部屋のオシャレ感をアップさせたいと考えて導入しました。
しかし、実際に暮らし始めると、オープン収納への飾りが困難であることがわかりました。
理由は以下の通りです。
- 長男がオープン収納に置いてある物で遊ぶ(落とす)
- そもそも我々夫婦が、オシャレな飾り方ができない
結果、現在はカラトリー関係の物や、プリンター、いらなくなったパソコン機器、置き場に困った書類関係が無機質に置かれています。

オシャレとは無縁の代物となってしまいました…
カフェスタイル収納の扉には取っ手がなく、開閉部分付近をプッシュすることで開け閉めすることができます。
これが大変使いづらいです。
開ける時はワンプッシュで開くので良いのですが、閉める時はプッシュラッチがある所をピンポイントでしっかりとプッシュしないと閉まりません。
しっかりプッシュしたつもりでも半開きのまま閉まらないことが多いので、地味にストレスです。
カフェスタイル収納の収納扉については、こちらの記事でも扱っていますので、ぜひご覧ください。

下段の扉収納は、高さが思ったより低かったです。

身長170cmの私の膝下くらいの高さです。
そのため、扉収納の中に入っているものを出し入れするときは、毎回しゃがむ必要があります。
「運動になって良い!」とポジティブに捉えることもできますが、やはり毎回しゃがむのは面倒です。
結果、あまり使わない書類関係を中心に入れておくスペースになっています。
- 全面扉収納にすれば良かった
- 扉の開閉機能をしっかり確認しておけば良かった
- 高さをしっかり確認すれば良かった
バルコニーの水栓
2つ目はバルコニーの水栓です。
我が家のバルコニーは4畳程度の広さがあり、比較的スペースを確保しています。
これは、洗濯物が余裕を持って干せるためと、プール遊びやバーベキューなどの活動をするためにと考えていたからです。
プール遊びやバーベキューをするのであれば、当然水が必要ですし、バルコニーが汚れた時に掃除もしやすいだろうと考え、バルコニーに水栓を設置しました。
しかし、実際に暮らし始めると、バルコニーの使用頻度が大変少ないことに気が付きました。
理由は以下の通りです。
- バーベキューは近隣に迷惑だからできない
- プール遊びは庭でできる
- ガス乾燥機「乾太くん」があるので、洗濯物を滅多に干さない
結果、バルコニーを使うことがほぼないため、バルコニーの水栓もほぼ使うことがありません。

たまーに、物干し竿を拭く時や、バルコニーの汚れを流す時に使っていますが、わざわざ費用を負担して設置するほどのものではなかったです…
- バルコニーの広さと使用目的を明確にすれば良かった
- そもそもバルコニーが必要か、しっかり検討すれば良かった
水道メーターの移設
3つ目は、水道メーターの移設です。
これは望んで付けたオプションではなく、やむを得ず発生したコスト、という位置付けです。
水道メーターはどの住宅でも必ずある設備ですが、どこにあるかで、家の外観に大きな影響を与えます。
我が家の場合、外構工事の打ち合わせまで、水道メーターなど気にも留めていませんでした。
しかし、いざ外構工事の打ち合わせを始めると、なんと玄関アプローチのど真ん中に水道メーターがあるじゃありませんか。

オシャレな玄関アプローチのど真ん中に鎮座する水道メーターの圧倒的な違和感に耐えられず、泣く泣く水道メーターの移設を行いました。

注文住宅の検討当初は、水道メーターの位置を気にする余裕なんてありませんでした…
我が家の外構については、こちらの記事で詳しく解説しています。

- 玄関の方角が決まった段階で、玄関付近の桝や水道メーター等の確認をすれば良かった
- 桝や水道メーターの位置を確認しながら、玄関の位置や方角を検討すれば良かった
余計な照明
4つ目は、余計な照明です。
桧家住宅から提案された初期の照明計画では、居室はシーリングライトがメインで、吹き抜けにはペンダントライト、廊下やトイレなどはダウンライトが設置されることになっていました。
照明についてはよくわからなかったので、照明のショールームに行き、明るさや位置など、自分たちなりに参考になる配置等を参考にしました。
注文住宅といえばダウンライト!という思いもあり、トイレや廊下、寝室などの照明は初期提案からあまり変えませんでしたが、LDKの照明はダウンライトに変え、位置もショールームの見本に沿って設置しました。
結果、複数の余計な照明を付けることになってしましました。
我が家の余計な照明は、以下の通りです。
- テレビを見るとき用の照明
- カウンターテーブル用の照明
- 2階廊下の照明
どれも住み始めてから0回〜数回しか使っておらず、付ける必要のなかった照明となっています。

これからのライフスタイルの変化で使う可能性は0ではありませんが…
- 「本当に必要か」をもっと考えれば良かった
- ショールームのスタッフなど、照明の専門家に話を聞けば良かった
床用コンセント
5つ目は、床用コンセントです。
基本的に、コンセントがありすぎて困ることはありません。
我が家でも、日常生活を想定して色々な場所にコンセントを設置し、大半のコンセントはそれなりに使っています。
しかし、床用コンセントだけはいらなかったと後悔しています。
理由は以下の通りです。
- 全く使わない
- 踏むと勝手に出てくることがある
- 使用中、誤ってつまずくことがある
床用コンセントは、ダイニングテーブルでホットプレートを使ったり、パソコン作業をしたりすることを想定して設置しました。
しかし、ホットプレートを使った料理は年に数回しかやりませんし、パソコンは別のところから電源が取れます。
その上、設置位置も悪く、使用すればつまずき、使用しなくても踏むと勝手に出てくることもあり、かなり邪魔です。

ダイニングテーブルの真下に設置できていれば、もう少し違ったかもしれません…
- 「本当に必要か」をもっと考えれば良かった
- 家具の位置をしっかり想定して付ければ良かった
以上が、付けて後悔しているオプションでした。
注文住宅で付けなくて後悔しているオプション

検討段階ではいらないと考えていましたが、実際に住み始めてから、付けなくて後悔しているオプションがあります。
付けなくて後悔しているオプションは、以下の通りです。
ニッチ
ニッチとは、壁に窪みを作ることで、飾りを設置したり、小物置用の棚にしたりする箇所を言います。
我が家のニッチについての、住宅検討時の見解は、
「置くものもないし、いらん!」
という感じでした。
しかし、いざ暮らし始めてみると、家の所々で、物寂しい壁を見つけるようになりました。
特に玄関を入った真正面の壁は、
「ニッチがあれば確実に雰囲気が変わっただろうに…」
と、ニッチをもっと真剣に検討しなかったことを後悔しています。

現在は、ウォールシェルフを付けてみようと画策しています。
マグネットウォール
マグネットウォールとは、磁石をつけることのできる壁のことです。
壁紙の内側に薄い鉄板を仕込むパターンや、壁紙自体に鉄粉が含まれているパターン、ホワイトボードとしても使えるようなパターンなど、種類はさまざまです。
子育て世帯ならご存知かと思いますが、保育園や幼稚園、学校からはたくさんのプリント類が配布されます。
それらのプリントのうち、重要なプリントをどこに置いておくか、大変悩ましい問題です。
賃貸に住んでいる頃からその問題を把握していた我が家でしたが、間取りの関係上、マグネットウォールにする場所がない、という理由から、マグネットウォールを諦めていました。
いざ暮らし始めてみると、やはりプリント類がキッチンのオープンカウンターに乱雑に置かれるようになってしまいました。
キッチンのオープンカウンターについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

また、暮らし始めてみると、意外と使えそうな壁があることもわかり、
「ここならマグネットウォールにできたじゃん…」
と後悔しています。

マグネットボードが活用できないか、模索しています。
脱衣所の棚
我が家では、長女の思春期到来に備えて、洗面所とは別に脱衣所を設置しました。
1畳ほどの狭いスペースですが、脱衣所を設置して正解だと考えています。
脱衣所には、下着類やタオル類、洗濯かごを置く予定でしたが、ハウスメーカーに可動棚の設置を頼むより安く済むと考え、既製品で用意しました。
この棚自体に文句はないのですが、以下のような、既製品の棚を使うデメリットが出てきました。
- ぴったりなサイズが見つからない
- 用途が限られてしまう
1畳スペースにぴったり収まる横幅は、設置の余白を残して約75cmです。
この横幅にぴったり収まる商品がなかなか見つからないのです。
現在使っているアイアンラックは、幅が60cm程度の一般的なサイズですが、横のスペースが余っており、もったいなく感じています。
既製品の棚は、高さや段数が決まっているため、途中で使い方を変えようとしても、変えられない場合が多いです。
我が家では、下段に洗濯かごを設置したいと考えているのですが、今使っているアイアンラックには入りません。
これらの問題から、
「可動棚を設置しておけば良かった…」
と後悔しています。

DIYで可動棚がつけられないか、検討しています。
洗面所の棚
我が家の洗面所は、ランドリーポールの設置や、家事スペースとしての活用を目的に、やや広めにしました。
スペースを潰したくないと考えた我が家では、洗面台の収納は最低限に抑えることにしました。
しかし、実際に住み始めてから、洗面所の収納が足りないことに気がつきました。
具体的には、タオル類、洗剤類などのランドリー用品です。
特にタオル類をしまう棚がなく、出しっぱなしになってしまっています。
家事スペースにと思っていたスペースも、思ったより狭く、家事スペースとしては使えず、無駄なスペースになってしまいました。
「ここに収納棚があれば、タオルや洗剤をしまえてスッキリしたのに…」
と後悔しています。

ここにも、DIYで可動棚がつけられないかなーと、考えています。
以上が、つけなくて後悔しているオプションでした。
注文住宅で後悔しないオプション選びをするためのポイント

後悔しないオプション選びをするためには、次のことを意識する必要があります。
徹底的なシミュレーション
付けて後悔するオプションも、付けなくて後悔するオプションも、主な原因は
「シミュレーション不足」
です。
我が家の後悔を例にすると、次のようなシミュレーション不足が見えてきます。
後悔オプション | 後悔理由 | 不足したシミュレーション |
---|---|---|
キッチンの対面収納 | 使いづらい | 収納計画 |
バルコニーの水栓 | 使わない | バルコニーの使い方 |
水道メーターの移設 | 位置を把握していなかった | 外観・外構 |
余計な照明 | 使わない | 照明の用途 |
床用コンセント | 使わないし邪魔 | コンセントの用途 |
ニッチ | 検討しなかった | ニッチの用途 |
マグネットウォール | 便利なのに諦めた | 生活動線や家具の配置 |
脱衣所の棚 | 既製品は使いづらい | 収納計画 |
洗面所の棚 | 収納が足りない | 収納計画 |
いずれも、よく考えなかった結果、後悔する羽目になっていることがわかります。
注文住宅の場合、検討することがとても多い上に、検討できる期間が意外と短いということがよくあります。
そのため、じっくり検討することが難しいかもしれません。
しかし、適当に考えれば、我が家のように後悔することは目に見えていますので、一つ一つ丁寧に検討することが大切です。
必要性の検討
多くのオプションは、唯一無二の代物ではなく、何かの上位互換である可能性が高いです。
そのため、
- 似たような機能や見た目の物は他に存在しないのか?
- 既存のもので十分ではないか?
- そもそも本当に必要か?
という視点で検討を進めると良いです。
この時、価格を基準に考えると、のちの後悔につながります。
家づくりの目的は、節約ではなく、より良い生活を手にいれることのはずです。
そのため、あくまで機能性を基準に考えるべきです。

だからと言って、予算を無視するわけにはいかないので、求める機能と価格のバランス感が大事ですね。
まとめ:じっくり検討して、後悔のない家づくりを目指そう!
我が家の付けて後悔、付けなくて後悔したオプション、後悔しないオプション選びをするためのポイントを解説しました。
付けて後悔したオプションは、以下の通りです。
付けなくて後悔したオプションは、以下の通りです。
我が家の経験から考える、後悔しないオプション選びのためのポイントは、以下の通りです。
オプション選びは、家づくりにおいて重要な要素です。
とはいえ、家づくりでは、オプション以外にも決めるべきことがたくさんあります。
工期の関係もあり、オプションの検討時間を十分に確保するのが難しいこともあるかもしれません。
しかし、オプション選びで後悔しないためには徹底的なシミュレーションと、必要性の検討は必要不可欠です。
早い段階から、見通しをもって、しっかりと検討することをオススメします。
この記事が、オプション選びの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。