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Z空調を検討してるんだけど、Z空調を使ってる場合の電気代がどれくらいになる?
実は結構安いですよ!
実際、我が家の電気代も抑えられています。
今回は、我が家の電気代を2022年8月から公開します。
この記事でわかること(クリックでジャンプできます)
この記事を読むことで、Z空調を導入したことで、どれくらいの電気代がかかるのかがわかります。
Z空調を導入すると電気代はどうなるのか気になる方、Z空調の導入を検討している方、桧家住宅での家づくりを検討している方の参考になりますので、ぜひご覧ください。
我が家とZ空調について
我が家は2021年12月に、桧家住宅でZ空調を導入した新築の注文住宅を建てました。
ここでは、Z空調について、以下の基本情報を整理します。
Z空調とは
Z空調とは、ヒノキヤグループが提供する全館空調システムを指します。
Z空調は、全館の冷暖房のみだけでなく、次の3つのシステムを組み合わせた総合的な全館空調システムとなります。
- 桧家住宅による、Wバリア工法で高い気密性・断熱性を備えた家を実現
- ダイキンによる、ビルトインエアコンで家中快適な温度を保つ
- 協立エアテックによる、全熱交換式第一種換気システムでクリーンな室内空気を保つ
全館空調と言われると、
「室内全てにエアコンが効いている家」
をイメージしがちですが、清潔な空気と快適な室温、それを維持するための構造全てが揃っているのが、Z空調の特徴です。
我が家のZ空調について
次に、我が家のZ空調に関わる、以下の基本的な情報を解説します。
我が家の建物の基本情報は、以下のとおりです。
場所 | 東京郊外(6地域) |
---|---|
階数 | 2階建、小屋裏収納あり |
広さ | 1階:52.17㎡(15.75坪) 2階:43.06㎡(13.00坪) 小屋裏:20.70㎡(6.25坪) |
気密性 | C値 = 0.5㎠/㎡ |
リビングに吹き抜けがありますが、その他は一般的な家の構造をしており、広さも都内では一般的な広さです。
リビングの吹き抜けについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
【注文住宅】リビングの吹き抜け設置をオススメする理由【メリット・デメリット】我が家のエアコンの基本情報は、以下のとおりです。
メーカー | DAIKIN |
---|---|
機種 | S50WLV |
冷房能力 | 5.0kW |
冷房消費電力 | 1790W |
暖房能力 | 6.3kW |
暖房消費電力 | 1940W |
Z空調で使用するエアコンは、ダイキン製のビルドインエアコンで、店舗等に設置されるような大型のエアコンです。
このエアコンが、1階・2階に1台ずつ、計2台設置されています。
桧家住宅の換気システムは、全熱交換式第一種換気システムで、「ココチE」という名称です。
ココチEの基本情報は、以下のとおりです。
メーカー | 協立エアテック |
---|---|
機種(総称) | HE1EV1 |
温度交換効率(暖房) | 約80%(風量設定により上下) |
温度交換効率(冷房) | 約75%(風量設定により上下) |
消費電力 | 70W〜11W(風量設定による) |
家族構成、使用家電、エアコンの使用状況
さらに、我が家の家族環境に関する、以下の情報を提示します。
これをご覧いただいている、あなたの生活環境と比較しながらご覧ください。
家族構成、生活環境については、以下のとおりです。
- 夫婦子供2人の4人家族
- 夫婦共働き、子供2人はともに保育園通いのため、日中は不在
- 土日のどちらかは出かけることが多い
- 朝の起床は5時頃、夜の就寝は9時頃
我が家は夫婦共働きで、子供も保育園に通っているため、平日の日中は基本的に家にいません。
休日もどちらかは出かけることが比較的多いです。
平日休日関係なく、朝は5時頃起床し、夜は9時頃就寝します。
日頃から使用する電気については、以下のとおりです。
- オール電化ではなく、電気ガス併用
- 電気契約は、東京電力の従量電灯C・10kVA
- 一日中稼働しているもの
・冷蔵庫
・第一種換気システム
・浴室乾燥機(24時間換気) - スポットで使用するもの
・調理家電(電子レンジ・トースター・ケトル・炊飯器・コーヒーメーカー・食器洗い乾燥機)
・AV家電(テレビ・パソコン・スマホ充電器・コンパクトスピーカー・ブルーレイレコーダー)
・家事家電(衣類乾燥機・洗濯機・掃除機・掃除ロボット)
・季節家電(加湿器)
・理美容家電(ドライヤー・ヘアアイロン)
・住宅設備家電(照明・ウォシュレット・換気扇)
我が家はオール電化ではなく、電気ガス併用の住宅です。
そのため、公開する電気代以外に、ガス代がかかっています。
電気契約は、現在は東京電力の従量電灯C・10kVAですが、去年の10月までは別の新電力会社で契約していました。
上記の家電のうち、テレビの使用頻度は他の家庭より低いと思います。
我が家は基本的にテレビは見ません。
テレビを点けるのは、子供がYouTubeを見たがる時だけで、平日は40分程度、休日も1時間程度です。
我が家のエアコンの使用状況については、以下のとおりです。
- エアコンは11月下旬〜3月中旬、7月から9月下旬まで使用し、それ以外は停止
- エアコンの設定温度は、1階と2階で差をつける
我が家では、エアコンは暑くなり始めたら、もしくは寒くなり始めたら使うようにしています。
ただし、一度使い始めたら、その後は基本的につけっぱなしです。
Z空調に限らず、エアコンはつけたり消したりを繰り返すことで電気代が高くなってしまうからです。
また、エアコンの設定温度は、以下のように1階と2階で差をつけるようにしています。
1階 | 2階 | |
---|---|---|
夏 | 27℃ | 26℃ |
冬 | 19℃ | 18℃ |
1階と2階で設定温度を変えている理由は、温風と冷風の性質を考慮しているためです。
一般的に、冷風は下に、温風は上に流れる性質があります。
夏場は冷風が下(1階)に流れてしまい、就寝時に2階が暑くなるので、2階の設定温度を少し低くしています。
冬場は温風が上(2階)に流れてしまいますので、1階の温度を中心に調整しますが、就寝時に寒いと感じる時は2階の温度も調整します。
Z空調を導入している我が家の電気代
以上の条件で生活した場合の、我が家の2022年からの電気使用量・電気代は、以下のとおりです。
年月 | 電力使用量 (kWh) | 電気代 | エアコン使用日数 | |
---|---|---|---|---|
1 | 2022年8月 | 439kWh | 16,068円 | 毎日 |
2 | 2022年9月 | 417kWh | 16,228円 | 毎日 |
3 | 2022年10月 | 261kWh | 10,567円 | ー |
4 | 2022年11月 | 227kWh | 10,274円 | 下旬から |
5 | 2022年12月 | 361kWh | 14,347円 | 毎日 |
6 | 2023年1月 | 480kWh | 19,633円 | 毎日 |
7 | 2023年2月 | 526kWh | 17,751円 | 毎日 |
8 | 2023年3月 | 338kWh | 11,707円 | 中旬まで |
9 | 2023年4月 | 227kWh | 8,496円 | ー |
10 | 2023年5月 | 198kWh | 7,316円 | ー |
11 | 2023年6月 | 210kWh | 8,023円 | ー |
12 | 2023年7月 | 398kWh | 13,724円 | 上旬から |
13 | 2023年8月 | 428kWh | 14,149円 | 毎日 |
14 | 2023年9月 | 468kWh | 14,912円 | 下旬まで |
15 | 2023年10月 | 235kWh | 8,921円 | ー |
16 | 2023年11月 | 240kWh | 9,007円 | ー |
17 | 2023年12月 | 347kWh | 12,182円 | 中旬から |
18 | 2024年1月 | 544kWh | 18,580円 | 毎日 |
19 | 2024年2月 | 541kWh | 18,531円 | 毎日 |
20 | 2024年3月 | 429kWh | 15,008円 | 中旬まで |
21 | 2024年4月 | 288kWh | 10,586円 | ー |
22 | 2024年5月 | 245kWh | 9,859円 | ー |
23 | 2024年6月 | 296kWh | 11,883円 | 中旬から |
24 | 2024年7月 | 431kWh | 17,428円 | 毎日 |
25 | 2024年8月 | 634kWh | 24,980円 | 毎日 |
平均 | 369kWh | 13,605円 |
あれ、結構安くない?
そうなんです!
Z空調を導入しても電気代は高くならない理由
総務省が毎年行なっている家計調査によると、2023年の全国の4人世帯の1ヶ月あたりの電気代の平均は、13,532円となっています。
総務省の2023年の家計調査の二人以上世帯の調査結果はこちら
※リンク先 表番号3-1【世帯人員別 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満)・無職世帯】
2023年2月から国による電気価格激変緩和対策事業により、2月からの電気代がかなり下がっているため、総務省の2023年の家計調査との単純比較はできません。
それでも、一般的な家庭の月の平均電気代と大きく変わらない水準であることは間違いありません。
つまり、我が家の電気代は、高くもなく低くもなく、至って平均的ということになります。
Z空調を導入しても電気代が高くならなかった要因として考えられるのは、以下のとおりです。
エアコンの稼働を夏・冬に限定した
我が家では、エアコンを1年中つけっぱなしにせず、夏と冬の時期に限定して稼働させています。
そもそも過度な冷房や暖房は、体調的にあまり良いものだと思っていなかったので、春や秋の過ごしやすい季節にエアコンは不要だと考えていました。
加えて、中途半端に節約志向が強めの我が家は、不要な時期のエアコン稼働を許せませんでした。
結果、夏や冬のエアコンがないとやっていけない時期はエアコンをつけますが、それ以外の季節では、よほど暑かったり寒かったりしない限りは、エアコンを消しておくスタイルになりました。
このスタイルにより、特にエアコンを切っている時期の電気代が安く済んでいると考えられます。
ルームエアコンのように、使いたい時だけ使っています!
エアコンの設定温度を、最低限の温度にした
我が家のエアコンの設定温度は、以下のとおりです。
夏場 | 冬場 | |
---|---|---|
1階 | 27℃ | 18℃〜19℃ |
2階 | 26℃〜27℃ | 18℃〜19℃ |
環境省が2005年から推奨している「クールビズ」「ウォームビズ」では、省エネを実現しつつ、快適性を損なわない室温の目安は、夏場は28℃、冬場は20℃としています。
我が家の設定温度と比べると、夏場・冬場ともに基準より低めです。
エアコンによる電気代は、特に冬の暖房稼働時に多くかかりますので、冬場の設定温度を低めにしている我が家では、冬場の電気代が高くならないようです。
それだと冬場は家の中が寒いんじゃない?
確かに少し寒いこともありますが、そういう時は1枚上着を羽織ったり、臨時で設定温度を上げたりしています。
あくまで無理のない範囲で、工夫できるところは工夫しながら生活することが大切です。
家の気密性・断熱性が高い
そもそもですが、我が家は気密性・断熱性に優れた家です。
Z空調の設計上、気密性・断熱性が担保された家であることが絶対条件です。
桧家住宅の家はWバリア工法で気密性・断熱性に優れています。
また、我が家は窓が少なく、気密性や断熱性を高める要因となっています。
気密測定でも、C値は0.5㎠/㎡でした!
気密性・断熱性を高めることで、エアコンに過度に頼ることなく、快適な室内環境を作ることができます。
まとめ:Z空調の電気代は、贅沢しなければ、特に高くはない
我が家の電気代公開と、Z空調の電気代が高くならない理由について解説しました。
我が家の電気代は、以下のとおりです。
年月 | 電力使用量 (kWh) | 電気代 | エアコン使用日数 | |
---|---|---|---|---|
1 | 2022年8月 | 439kWh | 16,068円 | 毎日 |
2 | 2022年9月 | 417kWh | 16,228円 | 毎日 |
3 | 2022年10月 | 261kWh | 10,567円 | ー |
4 | 2022年11月 | 227kWh | 10,274円 | 下旬から |
5 | 2022年12月 | 361kWh | 14,347円 | 毎日 |
6 | 2023年1月 | 480kWh | 19,633円 | 毎日 |
7 | 2023年2月 | 526kWh | 17,751円 | 毎日 |
8 | 2023年3月 | 338kWh | 11,707円 | 中旬まで |
9 | 2023年4月 | 227kWh | 8,496円 | ー |
10 | 2023年5月 | 198kWh | 7,316円 | ー |
11 | 2023年6月 | 210kWh | 8,023円 | ー |
12 | 2023年7月 | 398kWh | 13,724円 | 上旬から |
13 | 2023年8月 | 428kWh | 14,149円 | 毎日 |
14 | 2023年9月 | 468kWh | 14,912円 | 下旬まで |
15 | 2023年10月 | 235kWh | 8,921円 | ー |
16 | 2023年11月 | 240kWh | 9,007円 | ー |
17 | 2023年12月 | 347kWh | 12,182円 | 中旬から |
18 | 2024年1月 | 544kWh | 18,580円 | 毎日 |
19 | 2024年2月 | 541kWh | 18,531円 | 毎日 |
20 | 2024年3月 | 429kWh | 15,008円 | 中旬まで |
21 | 2024年4月 | 288kWh | 10,586円 | ー |
22 | 2024年5月 | 245kWh | 9,859円 | ー |
23 | 2024年6月 | 296kWh | 11,883円 | 中旬から |
24 | 2024年7月 | 431kWh | 17,428円 | 毎日 |
25 | 2024年8月 | 634kWh | 24,980円 | 毎日 |
平均 | 369kWh | 13,605円 |
Z空調を導入しても電気代が高くならない要因は、以下のとおりです。
Z空調を導入しても、使い方を過度に贅沢にしないことで、電気代を抑えることができます。
だったらZ空調を導入した方が良さそうだね!
そう言いたいところですが、残念ながら、そんな単純な話でもありません…
我が家の電気代を見る限り、ランニングコストで考えれば、Z空調が優れているように感じます。
しかし、Z空調にはその他多くのメリット・デメリットが存在します。
Z空調のメリット・デメリットについては、こちらで詳しく解説しています。
【桧家住宅】Z空調のメリット・デメリットを解説また、導入コスト・維持コスト・廃棄コスト・買い替えコストなど総合的に考えると、Z空調とルームエアコンはそれぞれ一長一短です。
様々なメリット・デメリット・コスト等を総合的に比較して、Z空調の導入を検討すると良いですね。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。