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庭に人工芝を敷きたいんだけど、外構業者に頼むと高額な見積もりが・・・
素人でもDIYで人工芝って敷ける?
素人でもDIYで人工芝は敷けますよ!
この記事では、完全素人の僕が、自宅の庭に人工芝を敷いてみた時の手順、敷いてどうなったか、敷いた時の費用を解説します。
この記事でわかること(クリックでジャンプできます)
庭に人工芝を敷きたいけど、外構業者に頼むほど予算のない方、自分で人工芝を敷いてみたい方の参考になりますので、是非ご覧ください!
人工芝とは
人工芝は、天然の芝に似せて作られた芝です。
ナイロンやポリエステルなどの合成樹脂で作られており、芝の長さや色など、さまざまなタイプのものが販売されています。
我が家では、庭に敷いて子どもたちと一緒に遊びたかったので、芝の長さが長くてフカフカなタイプのものを選びました!
また、人工芝感を出したくなかったので、枯れた芝も混ざっているような、できるだけリアルな色合いのものを選びました。
人工芝と天然芝の比較
天然芝と人工芝では、それぞれメリット・デメリットが存在します。
それぞれのメリット・デメリットを、以下のようにまとめました。
メリット | デメリット | こんな人にオススメ | |
---|---|---|---|
天然芝 | ・季節によって色が変わるので四季折々が感じられる ・費用が安い ・柔らかい肌触り | ・日当たりの良いところしか敷けない ・手入れや維持が大変 ・虫が多い | ・手間はかかっても費用を抑えたい ・四季を感じたい |
人工芝 | ・手入れが楽 ・耐久性が高い ・日当たりに関係なくどこでも敷ける ・年間通して同じ色 | ・バーベキューや花火ができない ・費用が高額 ・品質に差がある ・7年から10年で交換が必要 | ・手間を抑えたい ・日当たりの悪い場所に敷きたい ・虫が嫌い |
天然芝も最初は考えましたが、我が家は夫婦ともズボラで、人工芝の方が圧倒的に手入れの手間がなさそうでしたので、人工芝にしました!
外構業者とDIYの比較
人工芝の施工を外構業者に頼むか、自分でDIYするかについては、以下のメリット・デメリットを比較しながら考える必要があります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
外構業者 | ・仕上がりが綺麗 ・施工の手間が一切かからない | ・費用が高額になる ・打ち合わせが面倒 |
DIY | ・費用が安い ・自分の好きなように作れる | ・手間と時間がかかる ・道具を揃える必要がある ・仕上がりは不透明 |
また、外構業者に頼むか、自分でDIYするかは、夫婦での話し合いも不可欠です。
我が家では、めんどくさがりな妻が業者派、ケチな僕がDIY派で対立しましたが、「仕上がりに不満があれば、業者にやり直してもらう」ことを条件に、DIYすることになりました。
人工芝をDIYで敷く手順
ここからは実際の行程を説明します!
素人DIYですので、難しい行程や大変そうな行程は省きました!
人工芝を敷く方法は、『芝人(しばんちゅ)』という人工芝業者のサイトがわかりやすかったので、参考にしました!
測量
まず、人工芝を敷く面積をメジャーで測ります。
購入する人工芝の大きさや、ジョイントテープの長さを決めるので、正確に測りましょう!
道具の準備
測量で面積がわかったら、以下のような、人工芝のDIYに必要な道具を揃えます。
- 軍手:手を怪我しないため
- トンボ:整地のため
- バケツ:石などを集めるため
- メジャー:測量のため
- ゴムハンマー:釘を打ち込むため
- カッター:シートや人工芝をカットするため
- 明るい色のマジックペン:シートや人工芝をカットする時の目印をつけるため
- 養生テープ:人工芝の端っこを巻き込まないようにするため
- デッキブラシ:人工芝を起こすため
- 防草シート:雑草が生えてこないように敷くため
- 防草シート用の釘:防草シート固定のため
- 人工芝(1m×10mロールタイプ、芝丈 40mm)
- 人工芝用ジョイントテープ(15cm×5m)2本
- 人工芝用U字釘(50本入り)
外構の他の部分を業者に任せている場合、防草シートを敷いておいてもらうと、後が楽ですよ!
他にも、水はけの良し悪しによって山砂を用意したり、土を固める場合に転圧機を用意したりする必要があります。
ただ、我が家は水はけが比較的良く、地面も固まっていたので、それらはスキップしました。
上記のうち、トンボと人工芝関連の道具がなかったので、楽天で買いました!
人工芝は、ホームセンターやインターネットなど、色々なところで売っており、価格も品質もピンキリです。
我が家が購入した人工芝は、一本的な人工芝と比べると価格が高めですが、品質を重視しました。
購入する前にサンプルを頼み、実物にも触ってから購入しました。
安かろう・悪かろうでは困るので、ここは奮発しました!
整地
人工芝を敷く上で一番大切なのは、整地です。
整地でしっかりと地面を平らな状態にしないと、人工芝を敷いた時に人工芝が浮いてしまったり、水が溜まったりしてしまいます。
実際、我が家で敷いた人工芝の一部で凸凹ができてしまい、人工芝と防草シートを剥がして、整地やり直すことになりました…。
整地は、以下の順番で進めます。
- 雑草抜き
- 石拾い
- トンボかけ
- 踏み固め
雑草は根元からしっかり抜きました。
雑草の生命力は凄まじく、シートのちょっとした隙間からでも生えてくるので、確実に取りたいところです。
続いて石拾いです。
石を放置すると、人工芝が浮いてしまったり、人工芝の上を歩く時に違和感を感じるので、念入りに拾います。
石は大小たくさん落ちていて、最終的にバケツいっぱいまで拾うことになりました。
地面がデコボコしているので、トンボでガリガリ削りながら徐々に慣らしていきます。
デコボコしているかどうかは、その場所を踏んでみるとわかるので、違和感がなくなるまで続けます。
トンボで均した土を踏み固めますが、踏み固めるとでこぼこができるので、トンボをかけ直し、また踏み固める、を繰り返しました。
トンボがけと踏み固めが、一番時間がかかります。
防草シートを敷いて固定する
整地が完了したら、防草シートを敷きます。
防草シートを敷く手順は、以下の通りです。
- 防草シートをカットする
- 防草シートを隙間なく敷き詰める
- 防草シート用の釘で固定する
防草シートを、おおよその大きさにカットします。
防草シートを敷くときは、防草シート同士が重なった方がいいので、やや大きめのカットがいいです。
ピッタリの大きさでカットしてしまうと、防草シート同士のわずかな隙間から雑草が生えてきてしまいますし、固定時に釘を余分に使うことになってしまうためです。
防草シートを必要分カットし終えたら、敷き詰めていきます。
この際、土の部分をできるだけ残さないようにしましょう。
また、カットした時に、やや大きめにカットしているはずですので、シート同士を重ねて設置し、土が露出しないようにしましょう。
最後に防草シートを釘で固定します。
角はもちろん、シートの重なっている部分も釘で固定しましょう。
シートを重ねて留めることで、少ない釘で留めることができます!
人工芝を敷いて固定し、芝を起こして完成!
防草シートの上に、人工芝を敷きます。
人工芝を敷く手順は、以下の通りです。
- 人工芝をカットする
- 人工芝を端から順番に敷き詰めつつ、ジョイントテープで固定する
- 人工芝をU字釘で固定する
- 人工芝をデッキブラシで起こす
まずは、使う分の人工芝をカットします。
メジャーで長さを測り、マジックペンで印をつけてから、カッターでカットします。
人工芝の下地はかなり分厚くできているので、カットにはかなり力が必要です。
可能な限り真っ直ぐカットする必要がありますが、フリーハンドなので、できる限りでいいです。
人工芝のカットが終わったら、順番に敷き詰めていきます。
この際、人工芝同士が重ならないように配置し、ジョイントテープで固定する必要がありますが、これが難しい。
人工芝同士の隙間が広すぎると間が目立つし、狭すぎると盛り上がってしまい、平らでなくなってしまいます。
また、ジョイントテープに人工芝が巻き込まれてしまうと、剥がすのにも苦労します。
我が家では、人工芝同士の間を1cmくらいにして、妻と2人がかりで何とか固定しました。
やや隙間が気になるデキですが、及第点といったところでしょうか。
人工芝を全体に敷き終えたら、U字釘で人工芝を固定します。
釘同士の間隔は本数にもよりますが、比較的狭めに、端を満遍なく留めるようにすると良いです。
U字釘で固定できたら、最後はデッキブラシで人工芝を起こします。
人工芝は梱包される際に芝が寝てしまっているので、起こしてあげることで、見栄えが良くなります。
特にジョイント部分は、多方向からブラシをかけることで、継ぎ目がわかりづらくなりるまで芝を慣らしてあげましょう。
芝がいい感じに馴染んだら、完成です。
人工芝のDIYにかかった時間と費用
ここでは、人工芝のDIYでかかった時間と費用について解説します。
人工芝のDIYにかかった時間
人工芝のDIYにかかった時間は、以下の通りです。
作業 | かかった時間 |
---|---|
測量 | 10分 |
道具選び・購入 | 1時間 |
整地 | 3時間 |
防草シート敷き | 30分 ※防草シートを1から敷く場合、人工芝敷きと同じくらい時間がかかる |
人工芝敷き | 2時間 |
合計 | 6時間40分 |
人工芝のDIYは、天気の関係もあり、数日に分けて仕上げました。
特に整地・防草シート敷き・人工芝敷きに時間がかかりますので、計画的に進める必要があります。
人工芝のDIYにかかった費用
人工芝のDIYにかかった費用は、以下の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
トンボ | 4,280円 |
人工芝 | 39,800円 |
ジョイントテープ2本 | 2,560円 |
U字釘 | 2,980円 |
合計 | 49,620円 |
必要な道具を全て買い揃える場合、追加で費用がかかります。
これは節約できたことになるの?
外構御者の見積もりと比較してみましょう!
人工芝をDIYするか悩んでいた時、我が家の外構を頼んだ業者に見積もりをお願いしました。
外構業者の見積もりの結果、人工芝を敷くのにかかる金額は、23万円でした。
つまり、DIYをすることで、約18万円節約できたことになります。
時給約27,000円の働きができたことになります!
人工芝をDIYをする時の課題
最後に、実際にDIYで人工芝を敷いてみて感じた課題を解説します!
人工芝をDIYする時の課題は、以下の通りです。
耐久性や強度の課題
これまで解説してきた通り、人工芝のDIYは、それなりに満足する仕上がりにできました。
しかし、やはり我々は素人です。
見た目はそれなりに仕上げられても、本来の専門的な工事プロセスをすっ飛ばして簡易的に施工したので、将来的にどの程度保つのかは全く読めません。
もしかしたら、すぐに土がへこんでしまい、人工芝をダメにするかもしれません。
もしかしたら、水はけが思いのほか悪く、カビが大量に発生してしまうかもしれません。
その結果、全て撤去して業者に任せることになってしまって、余計に費用がかさむかもしれません。
上手くできずに損をする可能性があることを、リスクとして受け入れることができるかを考えた方がいいです!
安全性の課題
簡単に言うと、施行中の怪我のリスクです。
普段使わない体の使い方をしたり、重いものを運んだりすると、ぎっくり腰になったり、体を痛めたりしがちです。
DIYは、節約が大きな目的の1つです。
しかし、怪我が原因で仕事に支障が出たりしたら、結果的に収入が減って損をしてしまったり、治療費で予想外にお金を使ってしまったりする可能性もあります。
特に整地するためのトンボがけは、腰痛リスク高めです…。
そのため、作業時間を分割する、作業人数を増やすなどして、作業中のケガのリスク軽減に努める必要があります。
まとめ:『素人なりの出来』が受け入れられるなら、素人でも自分で人工芝は敷ける!
人工芝をDIYで敷いた経験について、あれこれ解説しました。
素人でも、見た目はそれなりの人工芝を敷くことは可能です。
ただし、時期が経過した時にどんなトラブルが起こるのかはわからず、その点は不安があります。
そのリスクを受け入れられるなら、DIYはコスパの良い選択だと思います。
皆さんにとって少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!