ウッドデッキをDIYした手順・結果・費用を解説【人工木のユニットタイプがオススメ】

ウッドデッキをDIYした手順・結果・費用を解説【人工木のユニットタイプがオススメ】

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質問者
質問者

庭にウッドデッキをつけたいんだけど、自分でできる?

それとも業者に頼んだ方がいい?

ゆのたな
ゆのたな

自分でやるなら、ユニットタイプが簡単でオススメです!

実際、僕もユニットタイプのウッドデッキを簡単に設置できました。

この記事では、ユニットタイプのウッドデッキをDIYした手順や費用、注意点を解説しています。

この記事でわかること(クリックでジャンプできます)

この記事を読めば、ウッドデッキの簡単なDIYの方法がわかります。

ウッドデッキを設置したい方、業者に頼むかDIYするか悩んでいる方、DIYが自分でできるか不安を感じている方の参考になりますので、ぜひご覧ください。

ウッドデッキとは

ウッドデッキとは、リビングなどの室内から庭などに続く木製、あるいは木に似せた材料で作られる床のことを指します。

大きさは縁側程度のコンパクトなものから、庭一面を覆うような大型なものまで様々です。

ウッドデッキの材料は、天然木と人工木の2種類がメインです。

天然木と人口木には、以下のようなメリット・デメリットがあります。

種類材料メリットデメリット
天然木・ハードウッド
・防腐防蟻注入木材
・ソフトウッド
・木材特有の風合いを楽しめる
・ソフトウッドは安価
・断熱性が高く、夏でも熱くなりにくい
・高級感がある
・ソフトウッドは耐久性が低い
・色褪せする
・腐食、シロアリリスクがある
・ハードウッドは加工が困難
・ハードウッドは高価
人工木・樹脂製
・合成木材
・耐久性に優れ、ほぼメンテナンスの必要がない
・色褪せはほぼない
・カラーバリエーションが豊富
・高級感に欠ける
・夏熱くなりやすく、冬冷たくなりやすい
・廃棄が困難

本物の木材が持つ風合いや高級感を求めるのであれば、天然木を使用したウッドデッキがオススメです。

逆に、メンテナンス性や耐久性を求めるのであれば、人工木を使用したウッドデッキがオススメとなります。

ゆのたな
ゆのたな

我が家は子供の怪我の危険性や、夫婦とも面倒くさがりな性格を考慮し、人工木のウッドデッキにしました。

ウッドデッキの設置方法(DIYか業者依頼か)

ウッドデッキを設置する方法は、以下の2つです。

DIYで設置する

1つ目の方法は、この記事でも紹介するDIYでの設置です。

自分でウッドデッキの材料を買ってきて、自分で設置します。

質問者
質問者

全部自分でやるのって、大変そうだけど…

ゆのたな
ゆのたな

DIYにも色々パターンがあるので、大丈夫です!

ウッドデッキのDIYには、以下のように、3つのパターンがあります。

  • 設計・裁断・塗装・組み立てなど、すべて自分でやる
  • 裁断済みのウッドデッキキットを自分で組み立てる
  • 組み立て済みのユニットタイプを自分で組み合わせる

設計・裁断・塗装・組み立てなど、すべて自分でやる

1つ目は、材料を買ってきて、最初から最後まで自分でやるパターンです。

設計から自分で行うので、自分好みの理想のウッドデッキを作ることができます。

ただし、作業には膨大な時間がかかりますし、必要な道具も多いです。

そのため、DIYに自信があり、DIYにかける時間もたっぷりあり、こだわりの強い方にオススメの方法です。

ゆのたな
ゆのたな

我が家は共働きの上、子育てで忙しいので、このパターンは即却下でした。

裁断済みのウッドデッキキットを自分で組み立てる

2つ目は、ウッドデッキに使用する木板の寸法は予め決まっていて、キッドを組み立てるだけのパターンです。

完成時の形や寸法は決まっているため、裁断や穴あけなどの工程を省くことができます。

また、組み立て前であれば、形や長さを変えたい時に自分で裁断できるので、ある程度応用が効きます。

ただし、設計と裁断の手間がない分、割高になります。

組み立て済みのユニットタイプを自分で組み合わせる

3つ目は、一部または全部が組み立て済みのものを複数購入し、組み合わせるだけのパターンです。

デッキ部分がすでに組み立て済みで、足部分だけを取り付けるパターンと、足部分も含めて最初から完成しているパターンがあります。

塗装等含めてほぼ完成品ですので、もっとも手間のかからない製品です。

ただし、その他のDIYのウッドデッキと比べて割高です

また、ほぼ完成した状態で手元に届くので、寸法を変えたりすることが難しく、応用は効きません。

ゆのたな
ゆのたな

とにかく手間を最小限にしたかったので、我が家ではこちらのパターンで進めることにしました。

外構業者に依頼して設置してもらう

2つ目は、外構業者に依頼して設置してもらう方法です。

この場合、以下の2パターンがあります。

  • カタログ商品の取り付け
  • フルオーダー

カタログ商品の取り付け

1つ目は、カタログに記載されている商品から、希望の商品を選んで設置してもらうパターンです。

寸法等が決まっているため、自宅の庭等の寸法が合えば、工賃があまりかからない方法です。

フルオーダー

2つ目は、希望する形や寸法等でフルオーダーして設置してもらうパターンです。

ウッドデッキに強いこだわりがあったり、設置場所の地形等が特殊だったりする場合に選択する方法です。

ウッドデッキをDIYした手順

ゆのたな
ゆのたな

我が家では、外構業者に依頼するほどのコストはかけず、でもDIYの中でもなるべく楽な方法を選びました!

ここからは、以下の2点について解説します。

我が家が購入したウッドデッキについて

我が家の庭には、DIYで敷いた人工芝がすでにあります。

人工芝を潰さず、ウッドデッキも設置したいと考えたので、ウッドデッキ自体は縁側に近い形のものを設置することにしました。

人工芝のDIYについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

素人でもできる?DIYで人工芝を敷いてみた! 人工芝をDIYした手順・結果・費用を解説【素人でも敷けるが注意点あり】

また、天然木と人工木のメリット・デメリットを比較し、我が家ではメンテナンス性に優れた、人工木のウッドデッキを設置することにしました。

さらに、道具等を揃えたり、材料を切ったりするなどの手間をできるだけかけないよう、ユニットタイプのものを選びました。

人工木で、ユニットタイプのウッドデッキを探した結果、見つけた商品がこれです。

こちらのウッドデッキは90%が樹脂、10%が添加剤で作られており、ほぼ樹脂でできていますが、見た目や質感が無機質にならないように工夫されています。

また、アジャスターがついており、高さの調整ができるので、設置する地面が多少凸凹でもぐらつくことなく設置ができます。

何より、付属のネジとボルトで簡単に組み立てられるのが魅力で購入しました。

ゆのたな
ゆのたな

ウッドデッキというより、ウッドデッキデザインの長椅子?に近いですね。

ウッドデッキを実際にDIYした手順

ウッドデッキのDIYの手順は、以下の通りです。

1、寸法を測る

まず、設置予定場所の寸法を測ります。

我が家の場合、1階の掃き出し窓から出られるようなウッドデッキを設置しようと考えたため、幅は掃き出し窓と同程度、高さも掃き出し窓から踏み出した時に段差が少ないような高さにしました。

また、庭には人工芝がすでに敷かれていること、畑があることを踏まえて、奥行きは畑にかからない程度に広く取ることにしました。

2、測った寸法に合うウッドデッキを購入する

上記の条件に合う寸法のウッドデッキを楽天市場で探した結果、先ほど紹介したウッドデッキを見つけることができました。

ウッドデッキ自体は割と高額な買い物です。

しかし、楽天市場であればSPUに応じたポイントに加え、タイミングが合えばお買い物マラソンなどのイベントでさらにポイントがもらえるので、実質的に安く買うことができてお得です。

3、届いた商品を組み立てる

購入後、大きめの段ボール3箱で商品が届きました。

自宅に届いたユニットタイプのウッドデッキの段ボール箱3つ

段ボールを開封します。

段ボールを開封して中身(ウッドデッキ本体と足4脚とネジ)を並べた状態

事前に必要な工具を、商品ページで調べておき、準備しておきます。

今回は、連結用ボルトと脚固定用ボルトだけでしたので、電動ドライバーを準備しました。

ネジ

ドライバーで脚を設置します。

ウッドデッキ本体に電動ドライバーで足を取り付ける
ウッドデッキ本体に電動ドライバーで足を取り付ける(違う角度から)

足の取り付けが完了しました。

ウッドデッキ本体に足を取り付けた状態

他のデッキも脚を取り付けます。

連結用ボルトで3台を連結したら、完成です。

4、アジャスターで高さを調整して、設置する

設置したい場所に合わせて、アジャスターで高さを調整します。

我が家の場合、駐車場に向かって若干の傾斜がある庭になっていますので、傾斜に合わせて高さを調整しました。

これで設置完了です。

ウッドデッキをDIYする場合と外注する場合の費用の比較

今回のウッドデッキのDIYにかかった費用は、ウッドデッキ本体の費用である、44,800円だけです。

道具もドライバーと六角レンチだけ使ったので、新調したものはありません。

外構業者に施工をお願いする場合の施工費用の相場は、おおよそ1㎡当たり2万円〜3万円程度です。

これは、我が家の外構について検討する時に、外構業者から出してもらった樹脂ウッドデッキの見積もりから考えても妥当です。

外構業者から出してもらった見積もりは、樹脂ウッドデッキ3畳分の広さで324,500円

1畳あたりに換算すると、

324,500円÷3畳=108,166円

1畳は1.824㎡ですので、1㎡あたりの施工費用が3万円だと考えると、1畳の施工費用は、

1.824㎡×3万円=54,720円

外構業者が使用する樹脂ウッドデッキの本体価格は、1畳あたり、

108,166円−54,720円=53,446円

今回DIYしたウッドデッキは44,800円ですので、本体価格に大きな違いはなく、施工費用が計算通り1㎡あたり3万円程度かかっていることになります。

我が家の外構費用については、以下の記事で詳しく解説しています。

【北西角地】我が家の外構費用の総額【安く抑えるためのポイント】

今回購入したウッドデッキを外構業者に依頼して施工してもらう場合の施工費用は、

1.62㎡×3万円=48,600円

となります。

つまり、DIYをしたことで、外構業者に依頼する場合に支払う48,600円を節約することができた、ということです。

質問者
質問者

結構な金額が節約できるんだね…

ゆのたな
ゆのたな

施工する面積が大きければ大きいほど、節約できる額も大きくなりますよ!

ウッドデッキをDIYする際の注意点

費用面はDIYする方がお得ですが、DIYにも注意点がいくつかあります。

ウッドデッキをDIYする時の注意点は、以下の通りです。

寸法の計測を正確に行う

DIYで気をつけるべき一番のポイントは、採寸です。

採寸には、以下のポイントがあります。

ポイント具体例
設置予定の場所にキレイに収まるか・見た目のバランスはどうか
他の設備に干渉しないか・窓枠に干渉しないか
・家の基礎にぶつからないか
・フェンスや柵、壁に干渉しないか
・作業スペースは確保できているか
・通路の邪魔にならないか
水平を保てているか・庭の傾斜に沿って設置できるか

一からDIYする場合、上記の全てのポイントをしっかり押さえ、ミリ単位で正確に採寸する必要があります。

完成品を導入する場合でも、設置場所に収まるかどうかなど、丁寧に採寸することが必須です。

少しでも採寸にミスがあると、設置できない、うまく組み立てられない、他の設備が干渉して使いづらいなどのトラブルに繋がってしまいます。

ウッドデッキの基礎の必要性を確認する

ウッドデッキを設置する際は、基礎を設置する必要があるか、検討しましょう。

基礎を設置することで、以下のメリットがあります。

  • 沈み込み対策になる
  • 湿気対策になる
  • 虫害対策になる

沈み込み対策になる

ウッドデッキを設置する地面がコンクリートやアスファルトの場合、沈み込みの心配はありません。

しかし、土・芝・砂利等の場合、ウッドデッキ自体の重さや、ウッドデッキの上に乗る人の重さによって、地面に沈み込んでしまい水平が保てなくなり、歪みや故障の原因となってしまいます。

基礎を設置することで、沈み込みを防ぎ、水平を保つことができます。

湿気対策になる

地面が土の場合、湿気が下から上がってきます。

すると、特に天然木の場合、湿気による腐食や、カビ・コケの付着が発生しやすくなります。

基礎を設置することで、地面の土の割合を下げ、湿気の発生量を抑えることができます。

虫害対策になる

地面が土の場合、シロアリなどの害虫が土から直に這い上がってきます。

基礎を設置することで、土から束柱(脚)までの距離を作ることができ、害虫の侵入が緩和できます。

質問者
質問者

これだけメリットがあるなら、当然基礎は設置したんだよね?

ゆのたな
ゆのたな

いえ、設置しませんでした。

以上がウッドデッキで基礎を設置するメリットですが、我が家の場合、基礎を設置しませんでした。

理由は以下の通りです。

  1. ウッドデッキ自体が軽量だったから
  2. 人工芝の上に置くから
  3. 基礎の設置は面倒だから

ウッドデッキ自体が軽量だったから

今回設置したウッドデッキは、骨格がアルミフレーム製で非常に軽く、沈み込んだとしても僅かだろうと判断しました。

また、人工木製なので、湿気によるカビや腐食の心配もありません

当然、シロアリによる虫害も気にする必要はないということです。

人工芝の上に置くから

ウッドデッキを設置する前に人工芝を敷いていたため、基礎の設置が困難だったのも理由の1つです。

加えて、人工芝の上に置くことで沈み込みの軽減も期待できると考えました。

基礎の設置は面倒だから

そもそも、なるべく簡単にDIYしたかったので、コンクリートを使用する基礎の設置は面倒でした。

上記のように、基礎を設置しなくても良さそうだったので、面倒ごとを避けました。

質問者
質問者

結構適当だね…

ゆのたな
ゆのたな

事故に繋がらなければいいや、くらいに考えてます。

ウッドデッキを設置して1年以上経過しますが、現状沈み込みは確認できません。

今後、沈み込みが起こる場合には、束石を設置するなどの対策をしようと考えています。

施工は全て自己責任

DIYは、業者の力を借りることなく、自分で施工することになります。

そのため、施工における以下の項目については、全て自己責任となります。

  • 作業中のケガ
  • 部品等の破損
  • 作業で出るゴミなどの処理
  • 作業中に発生する騒音や粉塵

特に、フルDIYをしようとする場合、使用する道具が多く、作業時間も長くなる傾向にあるので、ケガのリスクは高めです。

また、特に天然木のハードウッドはかなり重めのため、作業によっては腰を痛めたり、木材の落下等によるケガの可能性もあります。

「DIYしてみたいけど、体力的に自信がない…」

という方は、無理せず組み立て済みのものを検討するか、業者にお願いするようにしましょう。

まとめ:組み立てるだけのウッドデッキならコスパが高くオススメ!

ウッドデッキのDIYについて解説しました。

ウッドデッキの材料は、以下の2つがあります。

種類材料メリットデメリット
天然木・ハードウッド
・防腐防蟻注入木材
・ソフトウッド
・木材特有の風合いを楽しめる
・ソフトウッドは安価
・断熱性が高く、夏でも熱くなりにくい
・高級感がある
・ソフトウッドは耐久性が低い
・色褪せする
・腐食、シロアリリスクがある
・ハードウッドは加工が困難
・ハードウッドは高価
人工木・樹脂製
・合成木材
・耐久性に優れ、ほぼメンテナンスの必要がない
・色褪せはほぼない
・カラーバリエーションが豊富
・高級感に欠ける
・夏熱くなりやすく、冬冷たくなりやすい
・廃棄が困難

ウッドデッキのDIYは、素材選びから広さ、形に至るまで、どこまでこだわるかによって、その大変さが異なります。

ウッドデッキを設置する方法は、以下の2つです。

とことんこだわって、費用も抑えたい方は、天然木製のウッドデッキを、道具や材料を全て自分で用意して施工するフルDIYが良いと思います。

我が家のように手間をかけず、でも費用もかけたくない方は、人工木製のウッドデッキで、ユニットタイプのものが最もコスパに優れていると感じます。

ウッドデッキをDIYすれば、費用面でお得になりますが、以下の点で注意が必要です。

ウッドデッキのDIYは、費用を抑えてウッドデッキが設置できるメリットがありますが、素人施工のため様々なリスクが潜んでいます。

「失敗したらどうしよう…」

「体力的に厳しい…」

という方は、無理せず業者にお願いするのも手です。

今回の記事があなたの生活にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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