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角地の外構費用って、いくらかかるの?
実は、角地の外構費用は思った以上に高額になりやすいです。
我が家でも予想外に外構費用が高額になったので、色々と工夫して安く抑えました。
そこで、今回は我が家の事例をもとに、角地の外構費用について詳しく解説します。
この記事でわかること(クリックでジャンプできます)
この記事を読めば、北西角地の外構費用を把握して、準備することができるようになります。
角地の外構について調べている方、外構費用が気になる方、外構に力を入れたい方の参考になりますので、是非ご覧ください。
北西角地の外構費用の総額
まず、我が家の外構費用の見積もり額と、実際にかかった費用の総額を解説します。
外構費用の見積もり額
我が家の外構費用の見積もりは、以下のとおりです。
工事名 | 金額 | 内容 |
---|---|---|
仮設工事 | 218,000円 | 丁張遣方・片付・安全衛生対策費・現場管理費 |
土工事 | 200,280円 | 掘削・残土処理費・重機使用・回送費・小運搬費・客土 |
北面道路境界工事 | 322,090円 | 基礎ブロック・フェンス・自由柱など |
土留め工事 | 36,540円 | 化粧ブロック等 |
門柱工事 | 264,135円 | 造作門中・独立ポスト・宅配ボックス |
コンクリート工事 | 494,780円 | 土間コンクリート施工費等(駐車場)31㎡ |
造作立水栓工事 | 15,700円 | 立水栓の受け皿の造作 |
砂利敷き工事 | 65,250円 | 防草シート・砂利敷き等 |
階段造作工事 | 82,827円 | 階段工・床タイル・ブロック基礎など |
照明工事 | 142,500円 | スポットライト3基・電気接続・おやすみスイッチなど |
目隠しフェンス工事 | 321,590円 | 庭の目隠しフェンス |
樹脂デッキ工事 | 324,500円 | ウッドデッキ(3畳分) |
テラス屋根工事 | 347,600円 | 自転車置き場用屋根 |
植栽工事 | 112,200円 | ハイノキ・ヤマボウシ・ソヨゴ |
諸経費 | 169,000円 | |
値引き | −181,992円 | |
消費税 | 299,500円 | |
総額 | 3,294,500円 |
桧家住宅との打ち合わせで出してもらった見積書には、外構費用は150万円と計上されていました。
しかし、希望をいろいろ伝えた結果、予算を大幅に上回る事態になりました。
我が家が家を建てた北西角地は、通常の土地より外構費用が高額になるのです。
北西角地のメリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
北西角地に注文住宅を建てて感じた北西角地のメリット・デメリットを解説実際にかかった費用の総額
予算に近づけるために設備や工事を厳選し、最終的に契約した内容が、以下の通りです。
工事名 | 金額 | 内容 |
---|---|---|
仮設工事 | 130,000円 | 丁張遣方・片付・安全衛生対策費・現場管理費 |
土工事 | 289,200円 | 掘削・残土処理費・重機使用・回送費・重機連続使用・小運搬費 |
北面道路境界工事 | 109,920円 | 基礎ブロック・メッシュフェンス・スチール柱など |
土留め工事 | 36,540円 | 化粧ブロック等 |
門中工事 | 130,080円 | 造作門中・独立ポスト設置費・宅配ボックス設置費など |
コンクリート工事 | 615,930円 | 土間コンクリート施工費等(駐車場)32.2㎡ |
造作立水栓工事 | 15,700円 | 立水栓の受け皿の造作 |
砂利敷き工事 | 60,480円 | 防草シート・砂利敷き等 |
階段造作工事 | 66,304円 | 階段工・床タイル・ブロック基礎など |
照明工事 | 57,700円 | スポットライト1基・電気接続・おやすみスイッチなど |
植栽工事 | 73,000円 | ハイノキ |
諸経費 | 100,000円 | |
値引き | −139,399円 | |
消費税率 | 154,545円 | |
施主支給品 | 111,639円 | 独立ポスト・ポスト鍵・宅配ボックス・宅配ボックスベース |
総額 | 1,811,639円 |
コンクリート工事が一番高額でした…
以下では、予算に近づけるために、検討段階で取りやめたもの、グレードダウンしたものを解説します。
完全に取りやめたものは、以下の通りです。
- 庭の目隠しフェンス
→お隣さんと仲良くできれば問題ない、と考えて設置せず - 自転車置き場の屋根
→玄関前に多少の雨よけがあり、それで代用できると考えて設置せず - ウッドデッキ(のちにDIYしました)
→DIYできると考えて設置せず
ウッドデッキはDIYできたので取りやめて良かったですが、目隠しフェンスと自転車置き場の屋根は、やっぱり欲しいですね…
これら3つの設置を諦めたことで、約110万円分の費用を削ることができました。
グレードダウンなどで減額したものは、以下の通りです。
- 北面道路のフェンスを安価なメッシュフェンスに変更
- 玄関階段を一段削減
- スポットライトを3基から1基に変更
- ポストと宅配ボックスを施主支給に変更
- 植栽する植物を削減
施主支給はやって良かったですが、メッシュフェンスは後悔です…。
上記の5つを減額することで、約40万円分の費用を削ることができました。
取りやめや減額によって、なんとか予算内で、最低限の外構に仕上げることができました。
我が家の実際の外構については、以下の記事で詳しく解説しています。
北西角地の外構で後悔しないために考えるべきポイントとは?【土地探しの段階からチェックが必須!】北西角地の外構費用が高額になる理由
角地の外構は、通常の土地よりも費用が高額になりがちです。
高額になる理由は、【2方向が道路に面しているため】です。
2方向が道路に面していることによって、以下のメリット・デメリットが発生します。
メリット
- 土地活用の自由度が高くなる
- 多方面から外観を楽しめる
デメリット
- 侵入しやすくなる(セキュリティ面の不安)
- 他人の目に晒される(プライバシー確保の課題)
- 外構費用が高額になりやすい
土地活用の自由度とセキュリティ
角地の場合、道路に面している2方面から土地に入ることができます。
我が家の場合、北西角地ですので、北側道路と西側道路から土地に入れる、ということです。
メリットは、北側・西側それぞれに駐車場や駐輪場、玄関までのアプローチなどを設置できることです。
通常、外構工事は庭にする土地部分と、道路に面した土地部分がメインで行われます。
角地の場合、庭にする土地部分に加えて、道路に面した2ヵ所の土地部分が工事対象となるため、自由度が高くなります。
ただし、自由度が高く、設置する設備が増えるほど、外構費用は高額になります。
デメリットは、侵入しやすいことです。
道路に面している部分が多ければ、侵入経路も増えますので、セキュリティ面で不安です。
侵入を防ぐためには、塀やフェンスを設置する必要があります。
しかし、面している道路の長さ分の塀やフェンスをつけようとすると、やはり外構費用は高額になってしまいます。
外観とプライバシー
角地の場合、道路に面している2方向から、家の外観を見ることができます。
我が家の場合、北西角地ですので、北側道路と西側道路から家の外観が見られる、ということです。
メリットは、面している道路が多い分、さまざまな角度から自分の家の外観を楽しめることです。
通常、家のデザインで最も気にするのは、道路に面している1面のみですが、角地の場合は、多面的にデザインすることができます。
そのため、より家の外壁やデザイン、外構に力を入れることができます。
ただし、こだわればこだわるほど、外構費用は高額になります。
デメリットは、他人の視線に晒されることです。
自分たちが多角的に家を見ることができるということは、他人からも同様に見えるということですので、プライバシー確保が課題です。
プライバシー確保のためには、やはり道路に面しただけの塀や目隠しフェンスの設置が必要となり、その分高額な外構費用がかかってしまいます。
北西角地の外構費用を抑え、後悔のない外構づくりをする方法
ここまで見てきたように、高額になりがちな外構費用ですが、我が家のように泣く泣く減額するのも嫌ですよね。
外構費用を抑え、後悔のない外構作りをすための方法は、以下の通りです。
- 余裕を持ったプランニング
- 相見積もり
- 施主支給
- DIY
余裕を持ったプランニング
外構工事は、建物と同時進行で行われるイメージがありますが、実際は建物が建った後に外構の工事が始まります。
そのため、外構工事の打ち合わせは、建物引き渡しの1ヶ月前くらいからと、かなり直前のタイミングで始まりますので、外構で実際にどれくらいの費用がかかるのか、その段階までわかりません。
よって、建物の見積もりの段階では、外構費用は土地の広さなどから大体いくらかかるかを、とりあえず提示することになります。
ただ、外構については、注文住宅の計画初期段階では軽視されがちです。
実際、ハウスメーカーが提案する見積書には、外構費用は低く計上されることが多く、どんな外構にするかという話は基本的にしません。
我が家も桧家住宅含め、いくつかのハウスメーカーから見積書をもらいましたが、どこも外構費用は100万円から150万円程度で計上されていました。
しかし、外構は家の外観を決める大変重要な要素となります。
そのため、建物の計画と同じ段階で、自分たちで最低限必要な設備、できれば欲しい設備、それにかかる予算を調べておきましょう。
建物の計画初期では、まだ家のコンセプトなどは決まっていないはずですが、以下のような区分で、自分たちが欲しい外構を考えておくと良いです。
設備名 | 必要金額(あくまで目安) ※左記の設備を全て採用する場合 | |
---|---|---|
最低限必要な設備 | ・玄関の階段 ・ポスト ・門柱 ・表札 ・道路側フェンス | 120万円 ※全て設備のグレードによって値段が異なる ※フェンスは長さによっても値段が異なる |
条件次第で必要な設備 | ・駐車場 ・駐輪場 ・隣家からの目隠しフェンス | +100万円 ※駐車場・駐輪場とも広さによって値段が異なる ※目隠しフェンスはフェンスのグレードやフェンスの長さによって値段が異なる |
できれば欲しい設備 | ・ウッドデッキ ・芝(人工・天然) ・シンボルツリー ・カーポート ・駐輪場の屋根 ・照明 | +300万円 ※全て設備のグレードによって値段が異なる ※ウッドデッキや芝は広さによっても値段が異なる |
上記のように、採用する設備によって、外構費用の予算は大きく変わってきます。
我が家のように、外構の検討段階で「予算が足りない…」とならないよう、余裕を持って設備や予算のプランニングを進めましょう。
ハウスメーカーの見積もりで出てくる外構費用を信用してはいけないですよ!
我が家が桧家住宅から提案された見積もりについては、以下の記事で解説しています。
【桧家住宅】間取りと見積もり・坪単価を公開!【都内36坪の土地の場合】【スマートワン カスタム】相見積もり
外構工事を依頼する業者は、ハウスメーカーの子会社か、全く別の外構専門業者のどちらかに頼むことになります。
ハウスメーカーの子会社、別の外構業者、それぞれ以下のメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ハウスメーカー | ・建物と同時に完成する ・打ち合わせがスムーズ ・費用の支払いが一元化できる ・住宅ローンに含めることができる ・住宅ローン減税が適応できる ・アフターサービスが充実している | ・バリエーションが少ない ・費用が高額になりがち(もしくは外構業者と同程度の価格だが、質が悪い) ・臨機応変な対応が難しい ・家の外観を図面上でのみ確認しながら外構を考える必要がある |
外構専門業者 | ・豊富なバリエーションから選べる ・費用が安く抑えられる ・臨機応変な対応が可能 ・家の外観を見てから外構の検討ができる | ・業者選びが大変 ・打ち合わせが大変 ・建物の引き渡し時に外構が完成してない ・住宅ローンに含められない可能性がある ・住宅ローン減税が適応できない ・アフターサービスは業者によりけり |
ハウスメーカーで外構工事を依頼する最大のメリットは、「安心感」と「楽さ」です。
ハウスメーカーの保証は基本的にどこも手厚いですが、外構業者の保証は業者ごとに異なります。
また、打ち合わせ、支払い、住宅ローンなど、ハウスメーカーの担当者が集約してくれるので、楽です。
その代わり、外構専門業者よりバリエーションは少ないうえ、外構工事の施工は下請け業者が行うので、ハウスメーカーが受け取る中間マージン分、費用が高くなります。
外構にこだわりがなければ、ハウスメーカーに依頼していいね。
逆に、外構にもこだわりたいなら、絶対外構専門業者に依頼すべきです!
外構専門業者に依頼する場合、最も大きな壁は、「どの外構業者を選べばいいかわからない」という問題です。
この問題をクリアするために、相見積もりを取りましょう。
オススメの相見積もりサービスは、「タウンライフエクステリア」です。
タウンライフエクステリアには、以下のメリットがあります。
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施主支給
施主支給とは、取り付けてもらう商品を業者ではなく、依頼主(自分達)で用意して、取り付け工事だけやってもらうことを言います。
我が家では、ポストと宅配ボックスを施主支給にし、楽天市場で購入しました。
見積もりではポストと宅配ボックス合わせて140,355円でしたが、楽天で購入することで111,639円に減額でき、さらにその金額に楽天ポイントがついたので、40,000円近く安くできました。
見積もりを出してもらった上で、楽天やAmazonで安く購入できるのであれば、施主支給にしたほうがお得です。
外構業者から見積書をもらうと、設置する商品名が記載されているので、その商品と同じものが楽天やAmazonで安く売られていないか、リサーチすると良いですよ!
DIY
1番費用を抑える方法は、施主支給した上で、取りつけ工事も自分でやる、要するにDIYです。
工賃がかからない分、費用を安く抑えることができますが、完成度については完全に自己責任となります。
我が家では、人工芝とウッドデッキをDIYで取り付けました。
また、植栽を減らした分、自分達で花壇を作って花を植えています。
人工芝のDIYについて、ウッドデッキのDIYについては、以下の記事で詳しく解説しています。
人工芝をDIYした手順・結果・費用を解説【素人でも敷けるが注意点あり】 ウッドデッキをDIYした手順・結果・費用を解説【人工木のユニットタイプがオススメ】我が家の場合、DIYでも意外とうまくできましたが、プロでないと不安だという方は、施主支給だけして、工事は外構業者に任せたほうが無難だと思います。
まとめ:外構工事を侮るなかれ!家と同じくらい真剣に考えよう!
外構工事費用に実際いくらかかるか、どうすれば安くできるかを解説しました。
我が家の実際の外構費用は、以下のとおりです。
工事名 | 金額 | 内容 |
---|---|---|
仮設工事 | 130,000円 | 丁張遣方・片付・安全衛生対策費・現場管理費 |
土工事 | 289,200円 | 掘削・残土処理費・重機使用・回送費・重機連続使用・小運搬費 |
北面道路境界工事 | 109,920円 | 基礎ブロック・メッシュフェンス・スチール柱など |
土留め工事 | 36,540円 | 化粧ブロック等 |
門中工事 | 130,080円 | 造作門中・独立ポスト設置費・宅配ボックス設置費など |
コンクリート工事 | 615,930円 | 土間コンクリート施工費等(駐車場)32.2㎡ |
造作立水栓工事 | 15,700円 | 立水栓の受け皿の造作 |
砂利敷き工事 | 60,480円 | 防草シート・砂利敷き等 |
階段造作工事 | 66,304円 | 階段工・床タイル・ブロック基礎など |
照明工事 | 57,700円 | スポットライト1基・電気接続・おやすみスイッチなど |
植栽工事 | 73,000円 | ハイノキ |
諸経費 | 100,000円 | |
値引き | −139,399円 | |
消費税率 | 154,545円 | |
施主支給品 | 111,639円 | 独立ポスト・ポスト鍵・宅配ボックス・宅配ボックスベース |
総額 | 1,811,639円 |
角地の外構費用を抑える方法は、以下の通りです。
- 余裕を持ったプランニング
- 相見積もり
- 施主支給
- DIY
外構は注文住宅と同様、欲しい設備を入れれば入れるほど高額になります。
そのため、家本体の予算段階から、複数の外構業社から見積もりを取るなどして、しっかりと検討することをオススメします。
しっかり準備して、後悔のない外構作りをしていただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。