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クオカードがもらえるキャンペーンがやってるみたいだから、住宅展示場に行ってみようと思うんだけど。
クオカードに釣られて、安易な気持ちで行くと、痛い目に遭いますよ!
実際、我が家もクオカード欲しさに住宅展示場に行って、とても後悔しました。
この記事では、住宅展示場に行くメリット、気軽に住宅展示場に行くことをオススメしない理由、それでも住宅展示場に行きたい人が意識すべきことを解説します。
この記事でわかること(クリックでジャンプできます)
この記事を読めば、住宅展示場に行くべきかどうかがわかります。
住宅展示場に行こうか迷っている人の参考になりますので、是非ご覧ください!
住宅展示場とは
住宅展示場とは、複数のモデルハウスで形成されているエリアを言います。
住宅展示場は、次の2パターンあります。
- 1つのハウスメーカーのモデルハウスが複数建っているパターン
- 複数のハウスメーカーのモデルハウスが建っているパターン
今回、行ってはいけないのは、2番目の【複数のハウスメーカーのモデルハウスが建っているパターン】の住宅展示場です。
複数のハウスメーカーのモデルハウスが建っているパターンの住宅展示場には、以下の特徴があります。
- 入場は無料
- 基本的に大手のハウスメーカーが参加
- 各社最新の設備を備えたモデルハウスが建っている
- 家づくりの相談会やセミナーが開催されることがある
- プレゼント企画や子供向けイベントが開催されることがある
ただモデルハウスが建っているだけでなく、集客のために、様々なイベントも開催しています。
特に週末には、家族向けのイベントが多いです。
実際、週末の住宅展示場は家族連れの方々が多いです。
住宅展示場に行くメリット
住宅展示場に行くメリットは、次の通りです。
- 最新の住宅設備を実際に見たり触ったりすることができる
- 資材高騰など、住宅業界の現状についての話が聞ける
- 家族で楽しめるイベントに参加できる
- 無料ドリンクや抽選会の景品がもらえることがある
- 事前予約でクオカードなどがもらえることがある
モデルハウスを見学すれば、高確率で粗品のプレゼントをもらうことができますし、事前予約をしていけば、クオカードなどの金券をもらえることもあります。
無料だし、プレゼントももらえるならお得じゃない?
なんでオススメしないの?
確かに魅力いっぱいに感じますが、プレゼントだけもらって、ハイさようなら!とはいかないからです。
住宅展示場に気軽に行ってはいけない理由
住宅展示場に気軽に行ってはいけない理由は、次の通りです。
- モデルハウスみたいな家が建てられると思ってしまう
- 想像以上に疲れる
- 子供が飽きる
- 複数社の比較は1日では無理
- 最初に入ったハウスメーカーで話が進んでしまいがち
モデルハウスみたいな家が建てられると思ってしまう
モデルハウスのイメージは、
- オシャレ
- 最新
- 広い
- 豪華
このような感じかと思います。
ですが、よほどお金に余裕がない限り、実際このような家は建ちません。
我が家のことを振り返ってみると、間取りや設計の段階で、モデルハウスで見たような設備はほぼ候補から削りました。
土地の広さや予算と全くマッチしなかったのです。
モデルハウスは、あくまで自社の商品を最大限魅力的に見せるための見本です。
一方、現実に建てる家は、自分達のライフスタイルに合ったものになっていきます。
そのため、自分たちの暮らしのイメージと、モデルハウスのイメージとの間にギャップが生まれてしまい、家づくりが思うように進まなくなる可能性が高くなってしまいます。
モデルハウスみたいな家にできなかった…なんて後悔はしたくないですよね。
想像以上に疲れる
住宅展示場という言葉を聞くと、「いろいろなモデルハウスに自由に出入りして、見て回れるところ」という印象を持たれるかもしれませんが、それは違います。
モデルハウスに入ると、高確率で以下の流れになります。
「自由に見てまわりたい」はほぼ通用しません。
頼まなくてもツアーが始まります。
今後の営業のために、必ず書かされます。
土地探し、予算の相談など、家づくりに関するあらゆる点で相談に乗れるとアピールしてきます。
このように、自由に見て回ったり、自分達のタイミングで自由に出入りしたりすることはできず、一連の案内を受けることになります。
時間にして大体1〜2時間は拘束されますので、1か所見終わるだけで想像以上に疲れます。
家族で住宅展示場に行った時は、1つ目の展示場で娘が疲れてしまって、その日は1つしか見ることができませんでした。
子供が飽きる
住宅展示場内では、以下のような、子供でも楽しめる様な、様々な配慮がなされています。
- 家族で楽しめるイベント等の開催
- オモチャなどのプレゼントを無料配布
- モデルハウス内にキッズスペース完備
- 商談中、テレビを見せてくれる
とはいえ、やはり子供は飽きっぽい生き物です。
子供がイベントやプレゼントに興味を示すかどうかはわかりませんし、キッズスペースの充実度もデパートなどとは比較になりません。
実際、我が家の長女は、キッズスペースには対して興味を示さず、終始「公園に行きたい〜」と駄々をこねていました。
長女は基本的に1人で遊ぶのが好きじゃないので、僕か妻が相手をする必要があり、見学や説明で両親が揃うことはありませんでした。
複数社の比較は1日では無理
住宅展示場の営業は、朝10:00〜夕方18:00までが一般的です。
この時間内で、子供を含めた家族で住宅展示場に行く場合のシミュレーションをしてみました。
シミュレーションの条件は以下の通りです。
- 未就学児がいる共働き世帯
- 注文住宅の検討を始めたばかりで、住宅に関する基礎知識はほぼない
- ハウスメーカーもCMで見るような超大手しか知らず、特徴もよくわからない
- とりあえず行ってみるか!と近くの住宅展示場に行く
上記のような家族が休日に住宅展示場に行くと、以下のようなシミュレーション結果となります。
時間 | 行程 |
---|---|
朝 | ・休日の朝なので、いつもよりゆっくり起きる ・何だかんだトラブルがあり、バタバタ準備し出発 |
10:00 | なんとか住宅展示場に到着 |
10:15 〜 11:45 | ・どこのハウスメーカーに入るか考えていないので、とりあえず呼び止められたところに入る ・よくわからないまま案内され、「オシャレ〜」などという表面的な感想を抱く ・ハウスメーカーの売りを伝えられるも、性能面の基準はわからないまま ・子供が飽きと空腹でぐずり始める |
12:00 〜 13:00 | ・子供の機嫌を直すため昼食 ・夫婦で感想を言い合うも、知識がないため、具体的な話にならない |
13:15 〜 14:45 | ・外観やハウスメーカーの知名度で入るところを決めてモデルハウスに入る ・子供は飽きたので公園に行きたいと駄々をこねている ・子供が眠くなってきて機嫌が悪くなる ・午前中で疲れているので、ハウスメーカーの担当者の話が半分くらいしか入ってこない ・午前中に見たハウスメーカーと比較をしようにも、何を比較すれば良いのかわからない ・そもそも午前中に説明されたことを覚えていない |
15:00 | 子供の機嫌が悪い、夕食の準備があるなどの理由で帰宅 |
イメージできましたか?
要するに、1日で何社も見学して比較検討するのは非常に困難ということです。
見学に慣れれば、もう少しスムーズに行くと思いますが、その分休日を潰すことになります。
契約後の本格的な打ち合わせの場合は仕方がありませんが、ハウスメーカーの比較検討をするには効率が悪すぎます。
最初に入ったハウスメーカーで話が進んでしまう危険性がある
何社も見て回ることは難しいという話をしましたが、そうすると、一番最初に入ったハウスメーカーで話が進む可能性が高くなります。
初回はモデルハウスの案内がメインですが、2回目以降は具体的な商談に入ってしまいます。
そのため、2回目の予定を組んでしまうと、断りづらさが格段に増します。
軽い気持ちで行くと、営業さんに言われるがまま、次回の予定なども組んでしまいがちです…。
気軽に住宅展示場に行く場合、そもそも家づくりについていろいろ調べることができているわけではありませんし、他のハウスメーカーとの比較もできていません。
我が家の場合、最初のハウスメーカーでローンの仮審査やFP相談などやってはもらいましたが、結局予算が合わず、振り出しに戻ってしまいました。
よほど最初のハウスメーカーに惚れ込んだということでない限り、家づくりについての知識を自分で調べて深めたり、複数のハウスメーカーについて事前に調べて比較検討したりすることが大事です。
住宅展示場に行く場合に意識すべきこと
気軽に行ってはいけないのは分かったけど、やっぱり住宅展示場に行ってみたいな。
その場合、我が家のような失敗をしないための心構えをしていきましょう!
住宅展示場に気軽に行ってはいけませんが、先に挙げたように、住宅展示場に行くことのメリットも存在します。
- 最新の住宅設備を実際に見たり触ったりすることができる
- 資材高騰など、住宅業界の現状についての話が聞ける
- 家族で楽しめるイベントに参加できる
- 無料ドリンクや抽選会の景品がもらえることがある
- 事前予約でQUOカードなどがもらえることがある
これらのメリットを最大限活かすために、以下の心構えをしっかりと意識することが大切です。
- 展示場に行く目的を明確にする
- 不必要な営業は断る勇気を持つ
展示場に行く目的を明確にする
一番良くないのは、「明確な目的がなく、なんとなく見てみたいから」という理由で住宅展示場に足を運ぶことです。
展示場に行くのであれば、以下のように、目的を明確にすると良いです。
- 特定のハウスメーカーの話や、特定の設備の話を聞きたい
- イベントに参加して景品や商品が欲しい
- 複数のハウスメーカーの外観だけ比較したい
- 目当てのセミナーや相談会に参加したい
目的を明確にすれば、その目的を達成するために動くことができます。
目的を明確にするには、下調べが大事です!
行きたい展示場のホームページでよく調べたり、ハウスメーカーについて調べておくと良いですね!
不必要な営業は断る勇気を持つ
住宅展示場内を歩いていると、高確率で声をかけられます。
今イベントやっていますので、いかがですか?
オモチャのプレゼントありますよ!
暑いですね、お飲み物でもいかがですか?中も涼しいですよ
あの手この手で勧誘してきますが、
大丈夫ですー
他も見たいでー
など、気軽に断りましょう。
あくまで、「無料で提供される何かに乗せられてはいけない」ということですので、気になるハウスメーカーであれば、誘いに乗るのも手です。
また、特定のハウスメーカーで話を聞くと、次回の約束を取り付けるために、いろいろ提案されることがあります。
ローンの仮審査を受けてみましょう!
ファイナンシャルプランナーに知り合いがいるんですけど、無料で相談できますよ!
オーナーさんの自宅の見学もできますよ!
土地をお探しするのをお手伝いいたします!
このように、あの手この手で次回につなげようとします。
しかし、話を聞いてみて、気になるハウスメーカーではなかった場合は、
他のハウスメーカーの話も聞きたいので、今日はこれで大丈夫です。
また聞きたいことがあったら、こちらから連絡します。
など、説明してくれた分は、誠意を持って断りましょう。
ここでキッパリ断らないと、営業さんも「迷ってるのかな?」と勘違いしてしまいます。
本当に迷っているならともかく、気持ちがないのに思わせぶりな態度を取っては、お互い時間の無駄になってしまうので、注意しましょう。
断るのは勇気がいりますが、自分の時間を大切にするために、強い心で行きましょう!
まとめ:住宅展示場に行くなら、「目的」と「断る勇気」を持って行きましょう!
住宅展示場に行くメリット、気軽に行ってはいけない理由、どうしても行きたい場合の心構えを解説しました。
住宅展示場に行くメリットは、以下の通りです。
- 最新の住宅設備を実際に見たり触ったりすることができる
- 資材高騰など、住宅業界の現状についての話が聞ける
- 家族で楽しめるイベントに参加できる
- 無料ドリンクや抽選会の景品がもらえることがある
- 事前予約でQUOカードなどがもらえることがある
一方、住宅展示場に気軽に行ってはいけない理由は、以下の通りです。
- モデルハウスみたいな家が建てられると思ってしまう
- 想像以上に疲れる
- 子供が飽きる
- 複数社の比較は1日では無理
- 最初に入ったハウスメーカーで話が進んでしまいがち
上記のデメリットを理解した上で住宅展示場に行く場合、以下の心構えが大切になります。
- 展示場に行く目的を明確にする
- 不必要な営業は断る勇気を持つ
家づくりは、始めたいと思った時から、とても多くの時間や労力を使います。
時間や労力を無駄にしないためには、住宅展示場のメリット・デメリットを理解して、上手に活用する必要があります。
そのためには、住宅展示場に行く前に、まずは自分達のライフスタイルを確認し、ライフスタイルに合った要望を整理することが大事です。
注文住宅を検討する上で最初に考えるべきことは、こちらの記事で解説しています。
【まずは何から?】注文住宅検討の最初のステップを解説皆様が住宅展示場に行くことで、ご自身の貴重な時間を無駄にしないよう、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!