この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
間取りで後悔することってあるの?
実は、みんな必ず後悔します。
実際、我が家でも間取りの後悔があります。
今回は、注文住宅の間取りの後悔ポイントと、間取りで後悔しないためのポイントを詳しく解説します。
この記事でわかること(クリックでジャンプできます)
この記事を読めば、やりがちな間取りの後悔を回避し、満足度の高い間取りを作ることができるようになります。
後悔しない間取りを目指している人、注文住宅を検討している人などの参考になりますので、ぜひご覧ください!
我が家の間取りの後悔ポイント
間取りのどこで後悔をしてるの?
吹き抜け・収納・外観です…。
我が家の間取りの後悔ポイントは、以下の通りです。
2階のトイレがリビングから丸見え
1つ目は、吹き抜けを採用したことで起きた後悔ポイントです。
我が家では、リビングに吹き抜けを設置しました。
吹き抜けはリビングと2階の廊下を繋いでいるため、開放感があり、とても良いです。
しかし、吹き抜けを作ったことで、2階のトイレが1階のリビングから丸見えになってしまいました。
間取りを考える時、リビングやダイニングからトイレの音が聞こえるのは良くないと考えました。
そのため、1階のトイレは、リビングやダイニングからトイレの音が気にならないよう、玄関近くに設置しました。
ただ、2階には寝室と子供部屋しかないので、トイレの音について特に考えることはなく、当たり前のように廊下に配置してしまいました。
結果、実際に住み始めてすぐ、リビングで過ごしている時に、2階のトイレの音が気になるようになりました。
幸い、今の我が家でトイレの音を気にする人はいないので、来客の際だけ気をつけています。
ただ、この先子供達が思春期に入ると、2階トイレの音はトラブルの火種になる予感がします…。
トイレの位置は、間取りを考える上での重要ポイントです。
リビングの吹き抜けについては、以下の記事で詳しく解説しています。
【注文住宅】リビングの吹き抜け設置をオススメする理由【メリット・デメリット】シューズインクローゼットが使いづらい
2つ目は、シューズインクローゼットの構造に関する後悔ポイントです。
我が家は玄関に、1畳ほどのシューズインクローゼットを設置しました。
シューズボックスは別にあるので、靴ではなく、ベビーカーなど外で使うものを収納しようと考えていました。
住み始めてからは、以下のものを置く場所になっています。
- ベビーカー
- クーラーボックス
- ハンカチ
- マスク
- 鍵
- 電動自転車の充電スタンド
- 自転車の手入れ道具(空気入れ・油など)
- 帽子
- 子供の外遊び道具
- 虫除けスプレー
- レインコート
- 防災リュック
- ゴミ類
上記のように、さまざまなものを収納できるため、設置してよかったと思う一方、使いづらさも感じています。
使いづらさを感じる理由は、裸足のままでは行けないからです。
シューズインクローゼットは、靴を履いたまま使う場所だと認識していましたが、そうではありませんでした。
例えば、以下の場合、裸足のままシューズインクローゼットに入る必要があります。
- 洗濯したハンカチを戻すため
- 自転車の鍵を戻すため
- ゴミを捨てる時
上記のようなちょっとした用事でシューズインクローゼットに行くたびに、わざわざサンダルを履く必要があり、地味に面倒です。
「シューズインクローゼットの中まで床が続いていればよかったのに…」と、行くたびに思います。
シューズインクローゼットの使い方について、裸足で行くことも想定して、もっと細かく考えておけばよかったと後悔しています。
シューズインクローゼットは、裸足でも靴でもアプローチできるようにした方がいいですよ!
1階の収納不足
3つ目は、1階の収納量に関する後悔ポイントです。
1階の収納については、以下の2点で後悔しています。
我が家では、夫婦の衣類は、2階の寝室のクローゼットに仕舞えるように間取りを考えました。
新居の間取りを考える時、寝室=夫婦の部屋であると考えた結果、寝室に夫婦の衣類を仕舞うことができるよう、寝室に大きめのクローゼットを配置したのです。
しかし、これは失敗でした。
我が家はガス乾燥機の「乾太くん」を設置しており、衣類の洗濯から乾燥まで、全て1階で完結します。
しかし、衣類の収納場所が2階の寝室のため、わざわざ2階まで仕舞いに行く必要があり、かなり面倒です。
また、朝の時間も、基本的な支度は全て1階で完結するにも関わらず、着替えだけは2階に行かなければならず、無駄に時間がかかります。
我が家の広さから考えて、1階にウォークインクローゼットを設置するのは非現実的だと諦めていましたが、検討する価値はあったと後悔しています。
朝の時間は貴重ですからね…。
我が家では、LDKの広さを最大限取りたいとの考えから、リビングダイニングの収納を極力設置せず、後から家具を置いて収納を確保しようと考えました。
そのため、リビングダイニングの収納は、以下の2ヶ所のみとなりました。
- 階段下の半畳収納
- キッチンのダイニング側カウンター収納
住み始めてから、上記2ヶ所の収納だけでは当然足りず、家具を増やした結果、思った以上にリビングダイニングが狭くなってしまいました。
家具のチョイスにも問題はありますが、もう少し間取りを工夫することで、リビング収納を増やすべきだったと、後悔しました。
階段下の収納量が倍あれば、全然違うのですが…。
間取りのせいで建物の外観が崩れた
4つ目は、建物の形に関する後悔ポイントです。
我が家は北西角地に家を建てました。
北西角地は、採光に不利な土地です。
そのため、南側の採光を確保するため、以下の考え方で間取りを考えました。
- 南側には、1階、2階とも大きな引き違い窓を設置できる部屋を配置
- 北側には、収納・洗面所・トイレなどの採光の必要のない部屋を配置
北側の間取りを考える時に、1階の洗面所や、2階の収納を可能な限り広く取ろうと考えましたが、間取りによって家の形がどうなるかまでは深く考えていませんでした。
結果、北側に配置した部屋の広さは確保できましたが、形が不恰好になってしまいました。
加えて、外構についても、玄関や庭のある南西ばかりに力を入れてしまったので、総じて北側の外観が残念な状態になってしまいました。
間取りが外観にどう影響を与えるか、総合的に考えるべきです!
北西角地のメリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
北西角地に注文住宅を建てて感じた北西角地のメリット・デメリットを解説また、我が家の外構の後悔については、以下の記事で詳しく解説しています。
北西角地の外構で後悔しないために考えるべきポイントとは?【土地探しの段階からチェックが必須!】以上が、我が家の間取りの後悔ポイントでした。
間取りで後悔しないための方法
間取りで後悔しないためにやるべきことは?
他人の失敗を分析し、徹底的にシミュレーションしましょう!
間取りで後悔しないための方法は、以下の2つです。
他人の間取りの失敗を分析する
そもそも間取りでの失敗って、どういう失敗が多いの?
収納、家事動線、部屋の広さでの失敗が多いようです!
間取りで後悔しないための方法の1つめは、他人の間取りの失敗を分析することです。
多くの方が、以下のポイントで失敗していますので、まずはこれらの失敗を回避するようにしましょう。
よくある間取り後悔ポイントのダントツトップは、「収納が足りない」です。
収納が足りなくなってしまう理由は、以下の通りです。
1つの家に長く住んでいると、どこに何を仕舞ったかがわからなくなることが結構あります。
子育て世帯の場合、大人の荷物に加えて、おもちゃや子供服など、子供の荷物も増えていくため、荷物量は相当多いはずです。
また、荷物は1ヶ所ではなく、部屋ごとの複数箇所に分散して仕舞ってあるため、各所に配置された荷物をそれぞれ把握する必要があります。
自分たちの荷物の総量がわからないまま間取りを考えようとすると、家を建てた後、思ったより自分たちの荷物が多いことに気付き、収納が足りなく感じてしまいます。
我が家も荷物の総量はざっくりしか確認していませんでしたが、それまで住んでいた賃貸マンション以上の収納量を確保するように間取りを考えました!
新しい家に住むということは、これまでとは異なった、新たな生活動線で暮らすことになります。
そのため、どの部屋でどう過ごすかをしっかり考えておく必要があります。
その部屋の用途や過ごし方がしっかりシミュレーションできていると、その部屋の収納量も見えてきます。
逆に、部屋の用途や過ごし方のシミュレーションが不足してしまうと、その部屋に必要な収納の形や大きさを見誤り、暮らし始めてから、収納が足りない!と後悔することになってしまいます。
我が家ではこのシミュレーションが不足した結果、1階の収納不足に陥ってしまいました…。
どんな家庭も、ずっと同じ家族構成で生活していくことはありません。
子育て世帯であれば、子供が大きくなるとともに、荷物も増えます。
両親と2世帯暮らしであれば、両親の介護や他界などで、荷物量が増減します。
この記事を読んでくださっている皆さんも、だんだん歳をとっていき、それに伴い、荷物の量が変わってきます。
【今の荷物量に対応した収納量】だけではなく、【先々のライフスタイルの変化も見越した収納量】をイメージできなければ、将来的に収納不足で後悔することになります。
荷物が増えても問題ないよう、ウォークインクローゼットや小屋裏などの大型収納部屋があるといいですよ!
この間取りは、さすがにヤバいでしょ…。
極端すぎました。
よくある間取り後悔ポイントの2つ目が、「家事動線が悪い」です。
家事動線が悪くなってしまう理由は、以下通りです。
毎日行う家事は無数にあり、それらの家事を、限りある時間の中で効率よく進めていかなければなりません。
例えば、朝の時間です。
朝食作りをしながら子供の様子を見たいのに、子供がキッチンから見えないところにいると、朝食作りが滞ってしまいます。
また、洗濯物を干すために、子供がいる部屋から離れる必要があると、子供から目を離すことになって心配です。
夫婦で協力して家事を行うにしても、お互いが行き交う通路やスペースが狭かったりすると、お互いストレスになってしまいます。
子供がある程度大きくなると、子供と行き交う通路やスペースの問題も出てくるでしょう。
このように、毎日の生活の流れを具体的にイメージできないと、家事動線で不便さを感じたり、後悔したりすることになります。
我が家でも、特にキッチンは朝の時間帯に混雑しますが、キッチン・リビング・洗面所の距離が近いので、動線は比較的良いです!
「家事動線を良くするためには、回遊性を意識すると良い」と良く言われます。
しかし、回遊性を良くするということは、通路を増やして収納など他のスペースを潰すということです。
特に家事動線を意識しやすいキッチンや洗面所では、もともとの狭いスペースに通路を増やそうとすると、その分だけ収納等の確保が難しくなります。
家事動線の回遊性を意識した間取りにした結果、キッチンや洗面所から離れたところに収納を作らざるを得なくなり、結果的に動線が悪くなってしまったとなれば、本末転倒です。
我が家は家事動線の回遊性は皆無ですが、それぞれの部屋を近くすることで、最低限の移動で家事ができるようにしました!
よくある間取りの後悔ポイントの3つ目が、部屋の広さに関する後悔です。
部屋の広さに関する後悔が出てきてしまう理由は、以下の通りです。
大型家具から小物まで使う家具は様々ですが、どの位置に何を配置するかを考えることが大切です。
例えば、以下の家具は、比較的配置を考えやすいです。
- ソファー
- ダイニングテーブル
- 洗濯機
- 冷蔵庫
- テレビ
しかし、以下のものはどうでしょうか。
- ゴミ箱
- 本棚
- 子供用の衣装棚
- 薬
- 筆記用具
- 電池
上記のような小型家具や小物類については、実際に生活してみないと、どの場所にどの程度必要なのか、ハッキリしません。
住み始めた当初は広いと感じていた部屋でも、生活するうちに必要になってくる家具を買い足していくと、徐々に部屋のスペースが圧迫され、部屋が狭くなっていきます。
結果、十分な広さを確保した間取りだったはずが、「思っていたより狭くなってしまった…」と後悔することになります。
我が家も小物類の収納場所の正解が、未だにわかりません…。
部屋には、必ず以下のように用途があります。
- 寝室:寝るための部屋
- 書斎:仕事をしたり個人的な趣味に没頭したりする部屋
- リビング:家族がくつろぐ部屋
- 子供部屋:子供が過ごす部屋
- トイレ:用を足す部屋
- 浴室:風呂に入るための部屋
それぞれの部屋では、用途に合った広さや構造にする必要があります。
例えば、寝室は寝るための部屋です。
そのため、布団を敷くのか、ベッドを置くのか、何人寝るのかなど、自分たちが寝るために必要な広さや構造を考えることが必要です。
しかし、住宅展示場などの豪華で広々とした寝室のイメージを持ってしまうと、無駄に広くしてしまったり、余計な空間を作ってしまったりします。
その結果、大して使わない無駄なスペースが出来上がるだけでなく、他に広くしたかったスペースを潰してしまうことにもなります。
我が家の場合、寝室や子供部屋は必要最低限の広さにして吹き抜けを確保しました。
ただ、洗面所は無駄に広くしてしまったと感じます…。
徹底的にシミュレーションする
間取りで後悔しないための方法の2つめは、徹底的にシミュレーションすることです。
どんなことにも言えるのですが、後悔しない結果を求めるのであれば、後悔しないための準備を徹底するしかありません。
この記事をご覧になっている皆さんも、家づくりで後悔しないために、家づくりに関する記事を読み漁り、情報収集をしているはずです。
間取りに関しても、同じ姿勢で徹底的に調べて、徹底的にシミュレーションをすべきです。
間取りをシミュレーションするには、次の3つの手順で進めると良いです。
なんで間取り図を集めるの?
アイデアを集めるためです!
まずは、間取り図をたくさん集めましょう。
間取り図は単なる部屋の配置図ではなく、その土地の諸条件や制限、家自体の強度、予算など、複数の項目を反映して作られるものです。
そのため、プロが土地の形や方角、施主の要望などから考えて作った間取り図を集めることで、間取り図作成に必要な要素やアイデアを効率よく学ぶことができます。
まだ土地が決まっていない場合、自分たちが希望する土地の大きさ、形、方角に当てはまりそうな間取り図の収集を行いましょう。
すでに土地が決まっている場合、似たような土地の間取り図の収集に加えて、その土地に適した間取り図を作成してもらいましょう。
どうやって間取り図を集めるの?
以下の2つの無料サービスを活用しましょう!
間取り図を集めるためにオススメの無料サービスは、以下の通りです。
【PR】タウンライフ家づくりでは、全国960以上の優良企業が登録しており、条件に合った企業から間取り提案を受けることができます。
利用は完全無料で、いくつかの質問に答えるだけでいいので、お手軽です。
ただし、ある程度しっかりと家の要望を入力しないと、間取りの提案をしてもらえないこともあるので、できるだけ細かく要望を入力しましょう。
【PR】タウンライフ
HOME4U【家づくりのとびら】では、全国140社以上の優良企業が登録しており、条件に合った企業から間取りの提案を受けることができます。
タウンライフ家づくりより登録企業は少ないものの、家づくりの要望について、電話での聞き取りがあるので、自分たちの家づくりのイメージをより具体的に伝えることができます。
こちらも完全無料で利用できます。
手元に間取りが準備できたら、間取りを比較しながら、良さそうなアイデアを組み合わせていきましょう。
間取りの作成方法は、以下の2通りの方法があります。
- 手書きで作成する方法
- Webやアプリの間取り作成ソフトを使用して作成する方法
どちらの方法も一長一短がありますので、自分にとってやりやすい方法で間取り図を作ってみましょう。
僕は手書きで間取り図をたくさん書きました!
もし手書きで間取り図を書くなら、方眼紙がオススメです!
間取り図のアレンジは、思いつく限り色々な想定の物を作りましょう。
玄関の位置、LDKの形、和室の有無、階段の位置や形、洗面所と浴室の位置、回遊性の有無、庭や駐車場の有無など、あらゆる視点で間取り図を作っていきます。
これを繰り返していくうちに、自分たちの生活に合いそうな間取りと、合わなそうな間取りが見えてきます。
「こうすれば生活しやすそう!」という試行錯誤を繰り返すうちに、自分たちの思考にあった間取りが洗練されていくためです。
もちろん、作成した間取り図は毎回パートナーと共有して、フィードバックをもらう必要がありますよ!
このように、自分たちの暮らしに合う間取りを徹底的に考え、試行錯誤を繰り返していくことで、間取りで後悔することが少なくなります。
まとめ:間取りで後悔しないために、分析とシミュレーションを徹底しよう!
我が家の後悔ポイントと、間取りで後悔しないための方法について解説しました。
我が家の間取りの後悔ポイントは、以下の通りです。
間取りで後悔しないための方法は、以下の通りです。
間取りで失敗しないためには、分析とシミュレーションが大切です。
また、満足のいく間取り図を作成するためには、プロが作成した間取り図を多く収集し、自分たちの生活に合うようにアレンジすることが大切です。
皆さんがこれから建てる家で後悔しないために、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。