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キッチンをステディアにしようと思うんだけど、選べるオプションが多すぎて、何を選べばいいかわからない…

我が家で実際に使ってみて、オススメだと感じるオプションを紹介します!
この記事でわかること(クリックでジャンプできます)
ステディアは、カウンタータイプ、ワークトップ、シンク、コンロ、レンジフード、カップボード、キッチン全体の扉の材質や色、取手に至るまで、様々な選択肢から選ぶことができます。
そのため、選択肢が多すぎて、何がベストかわからなくなる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、キッチンにこだわった我が家が、ステディアで実際に付けてよかったオプション、付けなくてよかったオプション、付けなくて後悔したオプションを紹介します。
キッチン選びで迷っている方、これからキッチンについて考える方の参考になりますので、是非ご覧ください。
キッチン以外のオプションについても、以下の記事で紹介しています。
ステディアとは

ステディアは、大手住宅設備機器メーカー『クリナップ』が販売するシステムキッチンです。
クリナップはシステムキッチン事業で全体の20%のシェアを誇ります。
ステディアの最大の特徴は、質の高いステンレスエコキャビネットを標準装備していることです。
また、流レールシンク、洗エールレンジフードなど、キッチンを使いやすくする独自の装備があります。
ステディアのオススメオプション
我が家で実際に使ってみて感じた、ステディアのオススメオプションは以下の通りです。
項目 | オススメオプション |
---|---|
レイアウト | フラット対面 壁付け (オープンカウンター・ペニンシュラキッチン) |
シンク | ステンレスシンク(流レールシンク) |
水栓 | シャワーホース付きタッチレス水栓 【ZZSF -NA451S】 |
食器洗い乾燥機 | ディープ型 省エネナビ付バイオパワー除菌タイプ 【ZWPE45M16JDU】 |
フロントスクリーン | ロータイプ コンセント付 |
フラット対面 壁付け(オープンカウンター・ペニンシュラキッチン)
理想はアイランドキッチンでしたが、アイランドにするほどのスペースがなかったので、ペニンシュラタイプのキッチンにしました。
カウンターは手元を隠すタイプもありましたが、我が家はとにかくカウンターを広く使いたいと考え、オープンカウンターにしました。

カウンターをオープンにしておけば、出来上がった料理を置いたり、片付ける皿を置いたりできますし、ダイニング側を別の作業スペースにすることもできると考えました。
使ってみた結果、以下のメリットを感じています。
- 開放感がある
- 食事の準備や片付けがしやすい
- 作業スペースが広く確保できる
- リビングやダイニングの様子が確認しやすい
- 片付けの意識が高まる
オープンキッチンについては、こちらで詳しく解説しています。

ステンレスシンク(流レールシンク)
ステディアのシンクの素材は、ステンレスとアクリストンが選べます。
ワークトップをアクリストンにした場合、シンクもアクリストンにすることが多いようです。
ワークトップとシンクを同じ素材にすることで、ワークトップとシンクの継ぎ目を無くすことができるからです。
しかし、シンクをアクリストンのような人工大理石にした場合、着色汚れが付着しやすいと聞いたので、ステンレスタイプを選びました。
使ってみた結果、シンクをステンレスにして正解だったと感じます。
ステディアのステンレスシンクには以下のメリットがあります。
- 汚れが簡単に取れる
- 水はね音が静か
クリナップのステンレスシンクには、『美コート』という親水性のセラミック系特殊コーティングが施されています。
この特殊コーティングのおかげで、汚れが落ちやすくなっています。
また、シンクの表面には特殊エンボス加工が施されており、傷も付きにくくなっています。
一方のアクリストンは、傷に強い、汚れにくいとパンフレットには書かれていますが、実際はそうでもありません。
後述しますが、アクリストンは着色汚れが取りづらく、色によってはかなり目立ちます。
そのため、アクリストンシンクにした場合、着色汚れの掃除に相当苦労するのではないかと感じます。
ステンレスシンクの場合、蛇口の水がステンレスに当たる音が気になる場合が多いです。
実際、我が家が賃貸マンションに住んでいた頃は、ステンレスシンクの音がかなり気になっていました。
しかし、ステディアのステンレスシンクは、シンクの底面や側面にまで制振構造を取り入れることで、水はね音が大幅に抑えられています。
音が気になる人にとってはかなり良いポイントになります。

ステンレスシンクは音のせいで安っぽい印象を感じますが、音がしないだけで印象がだいぶ変わりますよ!
以上の理由から、ステンレスシンクはオススメですが、流レールシンクについてはデメリットも感じています。
流レールシンクのデメリットについては、こちらで解説しています。

シャワーホース付きタッチレス水栓

ステディアの水栓は、12種類の中から選ぶことができます。
我が家では、シャワーホース付きタッチレス水栓を選びました。
賃貸マンションに住んでいた頃、以下の理由で、シャワーホースのついたタッチレス水栓が絶対便利!と考えました。
- 汚れた手で蛇口から水を出すのに苦労した
- 濡れた手で蛇口に触るので、蛇口周りが頻繁に汚れた
- 蛇口が通常のレバー式でホース等もついていなかったので、シンクの掃除が大変だった
浄水機能付きのものもありましたが、浄水カートリッジの交換という手間とコストが定期的に発生するため、採用しませんでした。
使ってみた結果、以下のメリットを感じています。
- 水の出し止めでハンドルに触らなくていいから
- 引き出しホースでシンクの手入れや食器洗いが楽になるから
- シャワーと直水の使い分けができて便利だから
- コスパに優れているから
一方、以下のデメリットも感じています。
- 水温・水圧調整で結局ハンドルに触ることになる
- 水圧調整に慣れるまで時間がかかる
- センサーが反応しすぎる・反応しない
- タッチレスでも水栓は汚れる
- 停電時は使えない
- デザインの選択肢が1つしかない
我が家の場合は、デメリットに感じる部分はありつつ、メリットをより大きく感じているので、タッチレス水栓はオススメです。

大事なことは、デメリットを想定して、自分達がそれを受け入れられるかどうかです。
タッチレス水栓については、こちらの記事で詳しく解説しています。

ディープ型 省エネナビ付バイオパワー除菌タイプ

ステディアの食器洗い乾燥機は、11種類の中から選ぶことができます。
我が家はディープ型省エネナビ付バイオパワー除菌タイプを選びました。
現在は【ディープ型省エネナビ付ストリーム除菌タイプ】という商品名です。
賃貸マンションに住んでいた頃から、食器洗いは主に僕がやっています。
妻も食器洗いをすることはありましたが、妻は食器洗いが大嫌いで、当番のたびに
「食洗機買おうよ!」
と言っていました。
僕も食器洗い自体は嫌いではないのですが、冬場の手荒れがひどく、毎シーズン必ずヒビケア軟膏にお世話になっていました。
そのため、注文住宅では食洗機は絶対導入する!と決めていました。
料理は妻がメインで担当しており、主菜に加えて、毎回複数の副菜を作ってくれます。
その分洗い物は多くなる傾向があったので、食洗機は深型で、食器の入れやすいものを選びました。
食洗機について調べると、「通常タイプだと全然食器が入らない」という意見が多かったので参考にしました。
食洗機のカリスマ「ミーレ」も憧れだったのですが、価格が倍以上するので、諦めました…。

どれくらい入るかも重要ですが、食器の入れやすさ、並べやすさは実際に試すなどして確認した方がいいです。
使ってみた結果、以下のメリットを感じています。
- 食器洗いにかかる時間の短縮
- 強力な洗浄力
- 手荒れの軽減
- そこそこ節約できる(ただし使い方次第)
一方、以下のデメリットを感じています。
- 食洗機で洗えない食器が意外とある
- 事前の水洗いが必要
- 食器の置き方が難しい
食器洗いを毎回担当する身としては、食器洗いの手間が減って良かったということを一番感じます。
事前の水洗いは必要ですし、食洗機で洗えないものは相変わらず手洗いしていますので、食洗機を導入することで食器洗いから解放されるわけではありません。
それでも、毎日行う食器洗いの手間が、食洗機を導入したことで大幅に軽減されたので、食洗機はオススメです。
食洗機のメリット・デメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

フロントスクリーン(ロータイプ コンセント付き)

フラット対面型の場合、コンロの前に壁がないので、油はねに備える必要があります。
そのため、コンロの前にフロントスクリーンを設置しました。
フロントスクリーンには、ハイタイプとロータイプがありますが、大きくなると掃除が面倒になると考え、ロータイプにしました。
また、オープンカウンターではワークトップにコンセントがつけられないので、コンセント付きのものを選びました。
使ってみた結果、以下のメリットを感じています。
- ロータイプでも油はねを防ぐことができている
- コンセントは大変重宝している
ロータイプの場合、油はねを防ぎきれないかもしれないと心配してましたが、油はねがフロントスクリーンを飛び越えることはほぼありませんでした。
ロータイプにすることで、オープンキッチンの開放感を最大限感じられるようになりました。
また、ロータイプにしたことで、掃除の範囲が狭くて済んだのも良かった点です。
フロントスクリーンにコンセントを設置したことで、以下のような場面で使うことができています。
- 普段は使わない調理器具(フードプロセッサーなど)で使う
- スマホやタブレットの充電で使う
特にスマホ・タブレットは、ここのコンセントでの充電が定位置と化しています。
コンセントの設置が全体的にイマイチの我が家では、このコンセントは数少ない成功例だと感じます。
フロントスクリーンのコンセントについては、以下の記事で詳しく解説しています。

ステディアでオプションにしなくて良かった設備
ステディアの設備のうち、あえて選ばなかったオプションもいくつかありますが、その中でオプションにしなくて良かった設備を紹介します。
オプションにしなくて良かった設備は、次の通りです。
項目 | 選んだもの |
---|---|
レンジフード | シンプルスリムレンジフード |
扉カラー | class4 フィーカウッド エルムモカ |
レンジフード
ステディアのレンジフードは、「洗エールレンジフード」や「とってもクリンフード」といった、機能性や清掃性の高いレンジフードが特徴です。
レンジフードは掃除の機会こそ少ないですが、奥のファンまで汚れてしまうと掃除に大変手間がかかるため、手軽に手入れのできるレンジフードは魅力的です。
しかし、我が家では、年に数えるくらいしかしない手入れを楽にするためだけに、高額な費用を払うことに抵抗を感じ、シンプル機能のレンジフードを選択しました。
機能を最低限にする代わりに、市販のレンジフードフィルターを使用することで、汚れの付着を軽減するような工夫をしました。
結果、レンジフードを使い続けて1年経ちますが、レンジフードフィルターがしっかり機能しており、レンジフード奥のファンには、ほとんど汚れは付いていませんでした。
もちろん、フィルター部分や直接油が飛ぶ部分には多少の油汚れがあり、手入れの手間はありますが、レンジフードは高機能フィルターを付けるだけで十分だと感じます。
我が家が使っているのは、スターフィルターです。
取り付けるだけで、フィルターが汚れ等をしっかり吸着してくれるので、レンジフードの掃除が大変楽になりました!
レンジフードについては、以下の記事で詳しく解説しています。

扉カラー
ステディアは、扉や本体カラーを多くの種類の中から選べます。
カラーにはclassというグレードがあり、一番高級なclass1から、比較的安価なclass5までに割り振られています。
扉カラーの一覧はこちら。
我が家は当初、『class3 セルン ミルフィーユチーク』が良いと考えていました。
カタログにも載っているデザインに一目惚れしていたのです。
しかし、インテリアの色味と合わせるなら、ミルフィーユチークにこだわる必要はないのでは?と考えるようになりました。
インテリアの調和を確認しつつ、classを1つ落とし、『class4 フィーカウッド エルムモカ』を選択しました。
結果、費用を抑えつつ、LDKの雰囲気に合ったキッチンデザインにすることができました。

特に、部屋の扉や床の色と合うかどうかが大切だと思います!
ステディアでオプションにしなくて後悔した設備
オプションにしなくて良かった設備がある一方、オプションにしなくて後悔した設備もあります。
使ってみなければなかなかわからない部分ですので、ぜひ参考にしてください。
オプションにしなくて後悔した設備は、次の通りです。
項目 | 選んだもの |
---|---|
ワークトップ | アクリストン ナチュラルホワイト |
キャビネット収納 | オプション収納なし |
ワークトップ
ステディアのワークトップは、以下の4つから選ぶことができます。
素材 | 商品名 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|---|
セラミック | セラミック | スペインのコセンティーノ社の高品質素材“DEKTON”を採用。 耐熱性、耐久性に優れ、汚れがつきにくい素材。 | 高 |
人工大理石 | コーリアン | 米国のデュポン社が開発した、世界的なシェアの高いアクリル系人工大理石。 耐熱性・耐衝撃性が高く、汚れを落としやすい。 | 中 |
アクリストン | クリナップオリジナルのアクリル系人工大理石。 耐熱性・耐衝撃性が高く、汚れを落としやすい。 | 安 | |
ステンレス | ステンレス | 錆びにくい、熱に強い、強度が高い。 | 安 |
美コートワークトップ | ステンレスに【親水性のセラミック系特殊コーティング】と【特殊エンボス加工】を施すことで、汚れ落ち、傷への強度をアップ。 | 中 |

コーリアンとアクリストンでは、性能は同じようでも、製造元が違うだけで値段がかなり違います。
ブランド力は侮れないですね。
我が家では、最高の性能を誇るセラミックワークトップが理想だと考えていましたが、大変高価だったため、泣く泣く諦めました。
次の候補は人工大理石でしたが、アクリストンとコーリアンはデザイン以外の違いがわからなかったので、アクリストンで良いのではと考えました。
クリナップのステンレスは高性能のため、ワークトップもステンレスでも良いかもと迷いました。
しかし、最終的には妻の「ステンレスは賃貸っぽくて嫌」という意見から、アクリストンを採用しました。
アクリストンのデザインについては、シンプルなものでいいのでは?と、深く考えずにナチュラルホワイトを選びましたが、これはミスでした。
使ってみた結果、基本的な耐熱性や耐衝撃性は問題ないと感じますが、以下のデメリットを感じています。
- 細かい傷が目立つ
- 一度汚れが染み込むと、なかなか落ちない
大きな衝撃によって割れたり欠けたりすることはなさそうですが、細かい傷は簡単に付きます。
また、照明でワークトップが照らされると、細かい傷がかなり目立ちます。

ナチュラルホワイトのような無地の色だと、傷がかなり目立つので、模様があるデザインを選べば良かったです…
アクリストンワークトップは、食品の汚れや油汚れなどは比較的取れやすく、すぐに拭けば残らず取れます。
しかし、醤油やカレー、ソースなど色移りの強い汚れを放置すると、ワークトップに色が残ってしまいます。
色が残ってしまった場合、濡れた布などでゴシゴシしても取れなくなってしまいます。
ナチュラルホワイトは追加料金なしで選べるデザインですが、傷や汚れが目立つのは不満だと考える場合、追加料金を支払って、カリーザやパウダーのような無地でないデザインを選んだほうが良いです。
キャビネット収納
ステディアのキャビネット収納は大容量で、多くの物を収納することができます。
加えて、我が家では大型のカップボードも設置する予定でしたので、収納力は十分と考え、キャビネット内にスライドボックスやツールポケットを付けませんでした。
ツールポケットは標準装備ですが、設置しなければ、その分費用を抑えることができます。
しかし、実際に使ってみると、キャビネットの上部分がぽっかり空いてしまい、もったいないスペースになってしまいました。
また、キャビネット内が1段しかないので、物を重ねて置くことも多く、取り出しの手間がかかります。
スペースの有効活用や、キャビネット内の整理整頓のしやすさを考えると、スライドボックスやツールポケットは付けた方が良いです。

収納に関しては、便利な設備や機能はケチらない方が絶対良いです!
まとめ:日常生活を想定して、後悔のないキッチンづくりを!
ステディアのオススメオプションについて解説しました。
オススメオプションは以下の通りです。
項目 | オススメオプション |
---|---|
レイアウト | フラット対面 壁付け (オープンカウンター・ペニンシュラキッチン) |
シンク | ステンレスシンク(流レールシンク) |
水栓 | シャワーホース付きタッチレス水栓 【ZZSF -NA451S】 |
食器洗い乾燥機 | ディープ型 省エネナビ付バイオパワー除菌タイプ 【ZWPE45M16JDU】 |
フロントスクリーン | ロータイプ コンセント付 |
オプションにしなくて良かった設備は以下の通りです。
項目 | 選んだもの |
---|---|
レンジフード | シンプルスリムレンジフード |
扉カラー | class4 フィーカウッド エルムモカ |
オプションにしなくて後悔した設備は以下の通りです。
項目 | 選んだもの |
---|---|
ワークトップ | アクリストン ナチュラルホワイト |
キャビネット収納 | オプション収納なし |
オプション設備は、費用は高額になりがちですが、それだけ高性能であることが多いです。
自分達の日常生活を想定し、高性能なほど助かるのか、そこまでの性能を必要としないのか、費用対効果は合っているのか、じっくり検討しましょう。
この記事が後悔のないキッチンづくりの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。